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NY市で憎悪犯罪が70%増加。重要犯罪は減少

ニューヨーク市警察(NYPD)が発表した4月の犯罪統計によると、殺人やレイプ、強盗などの重要犯罪は、前年同月に比べ6.6%減少した。一方、憎悪犯罪(ヘイトクライム)に関しては、昨年に比べ67%増加していることが分かった。

憎悪犯罪は大幅増加

今年始めから4月30日までの憎悪犯罪件数は145件。昨年の87件から67%増加した。中でも、ユダヤ人に対する憎悪犯罪が82件で、全体件数の57%を占め、昨年の45件から82%増加した。憎悪犯罪増加の主な要因となった。
憎悪犯罪の発生はブルックリンに集中しており、約80%は、かぎ十字(スワスティカ)の落書きだという。

宗教以外の理由では、性的指向に基づく憎悪犯罪が昨年の11件から16件へと45%増加した。黒人に対する憎悪犯罪は、10件から19件へと50件増加。白人に対する憎悪犯罪は、2件から11件で450%増加となった。NYPD憎悪犯罪対策本部による逮捕者も増加している。

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米国最大のユダヤ人団体、名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League)によると、昨年の米国における反ユダヤ主義に基づく憎悪犯罪は1,879件だった。そのうちの340件はニューヨーク州で発生している。

宗教を狙った憎悪犯罪は世界的に増加傾向にある。3月にはニュージーランドのクライストチャーチでは、白人至上主義者の男性らが、2箇所のモスクで銃を乱射し、48人が死亡した。
4月にはスリランカで、イースターの週末を前に、教会やホテルなどを狙ったIS(イスラム国)による連続自爆テロ事件が発生。250人以上が犠牲となった。
さらに先週、カリフォルア州サンディエゴで、ユダヤ教のシナゴーグで襲撃事件が発生し、1人が死亡した。

重要犯罪は減少傾向に

殺人やレイプ、強盗など指標となる重要犯罪数は、1994年にコンピュータ化した犯罪追跡システムを導入して以来、過去最低を記録した。
殺人事件は、前年同月の26人から17人となり34.6%減少した。レイプ犯罪は16.1%減少。交通犯罪や強盗事件数も減少した。

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