ニューヨーク市、2019年の犯罪件数は過去最小に。殺人と憎悪犯罪は増加 

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ニューヨーク市警察は6日、2019年の犯罪件数を発表した。総犯罪件数は約9万5,000で、昨年に比べ872件(0.9%)減少し、過去最小を記録した。

amNewYorkによると、押し込み強盗は8.7%減の10,751件、重窃盗は1.2%減の43,227件、バスや地下鉄など交通機関における犯罪は3.4%減となった。性的暴行は2.5%減の1,760件となったが、報告されていないものもあるとみられる。

一方、殺人は318件と昨年比1.4%増加。重罪の暴行(+1.4%)、強盗(+3.1%)、車両の重窃盗(+0.3%)もそれぞれ増加した。

憎悪犯罪(ヘイトクライム)は2018年の356件から428件へと増加した。ユダヤ教徒への憎悪犯罪は全体の55%を占め、186件から234件へと増加している。これらには、かぎ十字の落書きなども含まれる。

ロイターによると1990年以来、ニューヨーク市における重犯罪は、81.9%減少。殺人事件も85.9%減少している。
犯罪件数の減少に伴い、ビル・デブラシオ(Bill de Blasio)ニューヨーク市長は昨年、ライカーズ島刑務所を2026年までに閉鎖すると発表している。

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