NY州ユダヤ人コミュニティーセンターに脅迫メール

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23日、ニューヨーク州オーバニー(Albany)のジューイッシュ・コミュニティー・センター(JCC)の会員宛てに、爆弾を仕掛けたという脅迫メールが送られていたことが分かった。

NBCニューヨークによると、午前11時半ごろまでに、少なくとも19人のJCC会員にメールが送付されたという。オーバニーでは100人以上が建物から避難した。その後、州や市の警察が捜索を行ったが、爆発物は発見されなかった。

アンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)ニューヨーク州知事は「状況は大変、卑劣で残念だ。ニューヨーク州では直近の数カ月で、42件の反ユダヤ主義の事件が報告されている。」と述べ、「改善されず、悪化する一方だ。」と語った。「どう感じるか想像してみてほしい。建物には子供たちがいて、彼らは爆弾で脅迫されたと言う。これはテロだ。彼らはテロを作り出そうとしている。断じて許されない。」と語った。

昨年12月末には、ニューヨーク州郊外のモンシー(Monsey)で、ユダヤ教徒のラビ宅を男性が襲撃し、6人をなたで切りつける事件が発生。グラフトン・トーマス(Grafton Thomas)被告は、6件の殺人未遂及び憎悪犯罪で起訴されている。