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いたずら?買った覚えのない家具が毎日届く

ニュージャージー州に住む一家に、ウォルマートから注文していない家具が連日届くという、不可解なできごとがあった。

荷物が到着し始めたのは先週。アクセントチェア、フラワースタンド、家電などが次々と運び込まれ、玄関があっという間に段ボールの山と化した。この中には扉をくぐるのがやっとの大型家具もあった。

母親のマドゥー・クマルさんによると、届いた商品は、スマホでカートに入れたことがあるものだった。ただし、一度も決済したことはなく、夫や息子たちに確認しても、誰も心当たりがなかった。

ほどなくして犯人は、一歳の息子アヤンシュちゃんと判明した。2020年4月に生まれたアヤンシュちゃんは、いわゆるパンデミックベイビー。リモート授業を受ける兄や、在宅ワークをする両親など、オンライン生活をする家族を見て育った。

父親のプラモッドさんはNBCの取材に「彼の仕業だなんて信じられない。でもこれが起きたことなんだ」と驚きを語り、マドゥーさんは「小さくて可愛いでしょ。彼がこれを全部注文したと思うと、おかしいわね」と話した。

届いた商品は、総額2,000ドル近くにのぼるという。

注文は偶然の出来事ではないかもしれない。生後22ヶ月のアヤンシュちゃんは、すでにスマホの使い方を心得ており、取材中、リポーターの電話を手に取り、カレンダーアプリを閉じて、リポーターの母親にメールを送信したり、連絡先の検索をしたりすることができたという。

夫婦が事情を話したところ、ウォルマートは全額返金を約束。商品がすべて届くのを待って、車で店舗を訪れるつもりだという。プラモッドさんは、再発防止策として、複雑なパスコードや顔認証を設定するつもりと話した。

幼児がオンラインで高額の買い物をしてしまった例は他にもある。昨年5月、ブルックリンに住む4歳児が、Amazonでスポンジボブのアイスクリーム900個を2600ドル(約30万円)で購入。叔母の家に届ける出来事があった。返品ができずに困る一家を知った一般人が「GoFundMe」でキャンペーンを立ち上げると、2万5千ドル(約280万円)の支援金が集まった。

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