ビットコイン260万円分で殺し屋に依頼、14歳の殺害を計画した男 有罪認める

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ビットコインで殺し屋を雇い、14歳の児童を殺害しようとした事件で、ニュージャージー州在住の男が有罪を認めた。

カムデン連邦裁判所の発表によると、ジョン・マイケル・ムスバッハ(31)被告は、「殺人を意図して、故意に州間および外国間通商の施設、つまりインターネットを利用、または別の人物に使用させた」罪で起訴されていた。

ムスバッハ被告は2015年、ニューヨークに住む13歳の子供とインターネットを通じて知り合い、性的に露骨な写真や映像を交換した。不適切な接触があったことを知った保護者が、地元警察に通報。翌年3月、ニュージャージー州アトランティック郡の警察は、ムスバッハ被告を児童ポルノ容疑で逮捕した。

検察の主張によると、ムスバッハ被告は、係争中の裁判について、被害者が証言できないよう、殺害を決意。2016年5月7日から5月20日までの間、ダークネットで運営されていた委託殺人サイトの管理者と連絡を取り、暗号通貨の支払いと引き換えに、殺し屋を手配するよう求めた。

被告は管理者に、14歳を標的にするのは若すぎるかと尋ねたという。しかし年齢は問題ないと告げられ、40ビットコイン(約2万ドル)を支払った。

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その後も、殺害時期をめぐるやりとりなどを何度かしていたが、管理者から、殺し屋を確保するため、追加で5,000ドルの支払うよう要求があった。ムスバッハ被告が殺害をキャンセルし、2万ドルの返金を求めると、管理者はウェブサイトは詐欺だと明かし、警察に通報すると脅したという。

有罪判決を受けた場合、最長で10年の禁錮刑と少なくとも25万ドル以上の罰金が科せられる。