真冬の路上でさまよう幼児を運転手が救出。バスドライバーに賞賛の声

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米ウィスコンシン州ミルウォーキー郡のバス運転手が、職務中に取ったとっさの行動が大きな話題となっている。

ミルウォーキー郡交通システム(MCTS)で働くイレーナ・アイビック(Irena Ivic)さんは、昨年12月22日午前8時ごろ、運転中に道路を1人で走っている小さな幼児を発見した。

その日は凍えるような寒い日で、赤い服を着た男の子は、裸足で赤いロンパースだけを着用していた。その姿を見たイレーナさんは、すぐにバスを停車させ、幼児を救うため向かい側の道路に向かった。

MCTSが公開した監視カメラの映像では、幼児に気づいたイレーナさんや、男の子を抱えて「なんてこと、恐ろしい。」と席に戻ってくる様子が映っている。心配した乗客の1人が、コートを差し出し、体を温めようとしている様子も見ることができる。

警察官を待つ間、男の子は安心したのか、イレーナさんの腕の中で眠ってしまった。すぐに警察と消防官がかけつけ、男の子は無事に保護された。

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警察発表によると、幼児は1歳7ヶ月で、どのくらいの時間外にいたのかは不明だという。母親は子供を外に置き去りにしており、精神面に問題がある可能があるため、父親の元へと預けられた。

MCTSは、イリーナさんの行動を讃えるため表彰式を行った。MCTSによると、近年でバス運転手が行方不明や、迷子の子供を見つけるのは、今回で9件目だという。

表彰を受けたイリーナさんは、「子供が大好きで、かつては教師の職に就いてました。私自身にも子供がおり、このかわいらしくて、純真な子供を助けることができて、嬉しく思います。」と語っている。