「感情的になりすぎた」カバノー氏が公聴会について弁明

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最高裁判事候補のブレット・カバノー氏は、上院議会での手続き投票を翌日に控えた4日、ウォール・ストリート・ジャーナル紙にオピニオンを寄稿した。

寄稿文の前半で、4日間にわたって行われた指名承認ヒアリングと同様、最高裁判事についての自身の見解を述べたのち、後半では、性的暴行疑惑と27日の公聴会証言について自身の考えを語った。

公聴会における証言について「私の最初の声明と質問への答えは、私の記録や性格と正反対に導こうとする、裏付けのない誤った疑惑に対する私の抑えることのできないフラストレーションを反映したもの」「私の声明と答えは、疑惑の扱いの不公正に対する深い苦痛を表していた」と、証言時の心境について語った。
一方、「私は感情的になりすぎたかもしれない。」「いくつかの言うべきではないことを言ってしまった。」と後悔を示しつつ、「私は息子、夫、そして父親としてあの場にいたことを皆さんが理解されるのを期待している」と、理解を求めた。

カバノー氏は、27日の公聴会で疑惑について「2016年大統領選とトランプ大統領に対する鬱積した怒りに基づく、計算され、練り上げられた政治的攻撃」と述べたほか、民主党議員の質問に対して直接的な回答を避けるなど、党派的な姿勢を示していた。このことから、判事にふさわしくないとの批判が高まっていた。

最後に、「私は憲法を敬う。司法の独立と公平が我々の立憲共和制の本質であると確信している。もし私が上院議会で最高裁判事に承認されたならば、私はすべてのケースに対してオープンであり、常に合衆国憲法とアメリカの法の支配を守り抜くよう務める」と締めくくった。

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カバノー氏性的暴行疑惑 27日公聴会証言 ハイライト