NJ州連邦判事の自宅襲撃 息子が死亡、夫は重体、宅配装い犯行か

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19日、ニュージャージー州ノース・ブランズウィックで、連邦判事の家族が自宅で何者かに銃撃される事件が発生した。

NJ.comによると、銃撃を受けたのはエスター・サラス(Esther Salas)判事の夫で刑事事件弁護士のマーク・アンダール(Mark Anderl)さん(63歳)と息子のダニエルさん(20)。 ダニエルさんは死亡が確認された。 捜査関係者の話では、サラス判事は地下室におり、負傷しなかったという。

ノース・ブランズウィック市長は、夫のアンダールさんは重体だったが、手術を受け、現在容体は安定していると発表したという。

犯人は逃走中で、FBIは情報提供を呼びかけている。

また捜査関係者は他の地元メディアに対し、犯人がFedExの配達人の姿を装った可能性があると語ったという。

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サラス判事は、2010年にオバマ前大統領によって指名され、2011年に上院で承認を受けた。ヒスパニック系の女性として初めて、ニュージャージー州連邦地方裁判所の判事となった。

サラス判事はこれまで、FBIによって2015年に解体された麻薬密売ネットワークに関連し、ギャングのグレープ・ストリート・クリップスのメンバーの訴訟を扱ったほか、リアリティ番組「リアルハウスワイフ」のスター、ジョー&テレサ・ジュディス夫婦に禁固刑の判決を言い渡した。

Mediaiteによると、事件後、サラス判事のウィキペディアページに、犯人を「hero」と形容する文章が追加されていた。現在は、削除されている。