ガンビーノファミリー犯罪捜査 FBIが牧場で遺体を捜索

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米連邦警察とニューヨーク市警察の合同チームは、14日から2日間にわたってニューヨーク州オレンジ郡にある馬牧場で捜索を行なった。

News12によると、捜索はかつてニューヨークの闇社会を支配した5大マフィアのひとつ、ガンビーノ・ファミリーの犯罪捜査に関連したもので、近隣住民は、シャベルを持った捜査官らが厩舎の中で地面を掘っていたようだと話している。SNSに投稿された写真には、敷地でショベルカーが使用される様子も撮影されている。

また、住民らによると、厩舎の近くでは「サル」という名の男が、銃を発砲する姿が頻繁に目撃されていたという。

ニューヨークポスト紙は、捜査官らは情報提供者から得た話しをもとに、敷地に埋められたとみられる遺体を捜索しており、捜査関係者もこれを認めたと報じている。

捜索は牧場から数マイル離れた敷地でも実施された。両方とも以前はジョバンニ・ディロレンツォという人物によって所有されていたことが判明している。

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連邦検察 ガンビーノファミリー10人を起訴

今月8日、ニューヨーク東部地区連邦検事局はイタリアの捜査当局との共同捜査の末、ガンビーノファミリーのメンバーや関係者らを起訴したことを発表した。

起訴されたのはガンビーノの幹部、ジョセフ・ラニ被告ら10人で、この中にはサルバトーレ・ディロレンツォという名前も含まれている。

検察は、被告人らは恐喝や窃盗、横領といった手段を使い、ニューヨークのゴミ回収および解体業界を支配する試みに組織的に関与し、違法に得た利益を資金洗浄するなどしてファミリーを富ませたと主張している。

発表資料によると、被告人の一部はゴミ回収会社の男性に金を要求し、バットや玄関に火をつけるなどして脅したほか、被害者の義理の父親に、男性をナイフで殺害するよう指示するなどした。

また、解体会社のオーナーに借金の返済を迫り、マンハッタンのミッドタウンの街角で暴行した。さらに、同社の配車係をハンマーを使って重傷を負わせた挙句、負傷の様子を撮影した写真を、業界関係者に配布するなどした。

業界の労働組合や従業員手当といった福利厚生の金を横領するとともに、市の競争入札で不正を働いたともしている。

発表によると、被告人らは有罪となった場合、最大で20年から180年の刑期が課される可能性がある。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。