エプスタイン元被告 死亡前夜に15年前に他界した母親と電話?

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2019年8月にニューヨークの拘留施設で自殺をはかり死亡したジェフリー・エプスタイン元被告は、特別房で意識不明となって発見される前日の晩、母親と偽ってベラルーシにいる人物に電話をしていた。司法省監察官室が明らかにした。

27日、エプスタイン氏の死から4年近くが経過しようとする中、マイケル・ホロウィッツ監察官は、連邦刑務所局によるエプスタイン氏の拘留に関する121ページにおよぶ調査報告書を公表した。

報告書では、施設の人員不足、自殺の危険のある収監者の管理、監視カメラシステム、連邦刑務所局の方針と手続きの軽視といった以前から指摘されてきた問題が、改めて特定されたと説明。7月23日に最初の自殺を試みた後に「適切な同房者」を当てるよう指示があったにも関わらず、死亡前日の8月9日に同房者が移動させられ一人とされた点や、首吊りに使用されたリネンが過剰に供給されていたこと、看守が義務付けられた巡回を怠った点などを指摘した。

報告書によると、8月9日、エプスタイン氏は弁護士と面会した後、規則に反して、監視や録音されない「受刑者電話システム以外の回線」による電話の使用を許可された。

エプスタイン氏は母親に電話をかけたいと申し出ていた。電話の場所は、コードを房に引き込んで自殺に使用できないよう、「シャワーエリア」が選ばれた。

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電話には最初、男性が応答した。当直の責任者から受話器を受け取ったエプスタイン氏は「やあ、元気かい?調子はどう?」などと話していたという。

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