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次期エアフォースワンから酒瓶 ボーイングが調査へ

次期大統領専用機の機体から、テキーラの瓶が2本発見され、ボーイングが経緯に関する調査に乗り出したことがわかった。

同社はテキサス州サンアントニオにある施設で、大統領専用機に使用する747-8型機の改修を進めている。ウォールストリートジャーナルによると、酒瓶が見つかったのは今月。瓶は2本とも空だったという。機体のどの部分にあったかなどは明らかにされていない。

ボーイングは製造や運営の質向上に取り組んでいるとしており、施設内へのアルコールの持ち込みは禁止している。また、エアフォースワンは「実質的に空中にある政府機関」とみなされることから、製造に携わるスタッフには全員、機密取り扱い許可のため人物調査が行われることになっているという。

ただし同社は声明で、酒瓶の発見について「内部の問題であり、契約上話せない」と発表している。

2018年7月、国防総省とボーイング社の間で新大統領専用機として747-8型機に基づく2機を設計、納品する契約が成立した。契約額は39億ドル。

当初は2024年に納品する計画だったが、今年6月、ボーイングが一年間の延期を申し入れたと報じられた。理由について、新型コロナウイルスに加え、すでに契約を解消した下請け企業のGDCテクニクスに問題があったとしている。同社はまた、政府に製造費として5億ドルの追加拠出を求めたと伝えられている。

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