銃を違法購入 米司法 バイデン氏の息子ハンター氏を起訴

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lev radin/shutterstock

バイデン大統領の息子ハンター氏(53)が銃を違法に購入したとされる問題で、デイヴィッド・ワイス特別検察官は14日、ハンター氏を3つの罪で起訴した。

ワイス氏は、ハンター氏が納税義務に違反した事件の捜査も進めている。検察と弁護側は、両方の事件に関わる司法取引に一度は同意したものの、7月の法廷審問で両者の認識の違いが判明。裁判官の承認を得られず、振り出しに戻された。

起訴状によると、3つの罪状のうちの2つは銃購入時の書類および銃ディーラーに虚偽の陳述をしたことに関するもので、残りの一つは、薬物使用者でありながら銃を州外に輸送し連邦法に違反したとされている。

ワイス氏は、ハンター氏は2018年10月に拳銃を購入した際、政府により作成が義務付けられている銃器の取引記録に関する書類で、違法薬物の使用者または中毒者ではないと虚偽の陳述を行なったとしている。

起訴状は前回と同様、デラウエア州の連邦地方裁判所に提出された。

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前回の司法取引で、検察は一定の条件を受け入れることを前提に銃に関する訴追を猶予することに同意していた。AP通信は、今回の罪状で有罪になると最大で25年の禁錮刑に処される可能性があるとしている。

ハンター・バイデン拳銃紛失事件

ハンター氏の拳銃に関する疑惑が明るみに出たのは2021年3月。ポリティコはデラウエア州警察のレポートや関係者の話をもとに、ハンター氏と、他界した兄の元妻で当時交際していたハリー氏との間に起きた奇妙な事件を報じた。

問題があったのは、ハンター氏が銃を購入したとされる2018年10月。ハンター氏の車に置いてあった拳銃を発見したハリー氏が、自宅近くの食料品店のゴミ箱に投げ捨てた。これをハリー氏が告白すると、ハンター氏は回収するよう指示。しかし、店に戻ってみるとゴミ箱から拳銃がなくなっていた。

その後、話を聞いた店のマネージャーの通報を受け、警察が動く事態に発展した。捜査にはFBIも加わり、2人に対する事情聴取も行われた。紛失騒動から数日後、拳銃は、店のゴミ箱をあさってリサイクル品などを集めていた老人から返却されたという。

ポリティコは当時すでに、独自に入手したハンター氏の銃の購入記録をもとに、薬物使用に関する虚偽記載の問題を報じていた。