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睡眠エコノミーのパイオニア「キャスパー」 上場2日目は18%安 IPO価格下回る

6日ニューヨーク証券取引所に上場したマットレスのD2C企業キャスパー(Casper)の翌日の終値は、初日に比べて18.2%安の11.05ドルとなり、IPO価格を下回った。

同社は6日、IPO価格を仮条件レンジ(12-13ドル)の下限の12ドルに設定。835万株を売り出した。初値は14.5ドルで一時15.85ドルまで上昇した。終値は13.5ドルだった。Marketwatchによると、IPO価格に基づく時価総額は4億6,800万ドルで、昨年3月の投資ラウンドにおける評価額11億ドルを半分以上下回ることとなった。

IPO価格の仮条件レンジは当初17-19ドルを希望したが、5日朝に12-13ドルへと引きげた。

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証券取引委員会に提出された資料によると、同社の2018年の純損失は9,320万ドル。2017年全体の純損失は7,310万ドルだった。また2019年の最初9カ月間の純損失は6,740万ドルで、前年同期の6,550万ドルから拡大した。一方、売上は、過去3年で倍増し、2016年の1億6910万ドルから2018年は3億5790万ドルだった。

「スリープエコノミーのパイオニア」を謳う同社は資料で、世界の市場規模は2019年の4,320億ドルから2024年までに5,850億ドルに拡大、米国内は790億ドルから910億ドルに伸びると予測を示している。

「スリープはウェルネスの第三番目の柱へと急激に成長している」とし、「フィットネスと栄養分野が主要な消費カテゴリーになったのと同じく、大きな変革を遂げようとしている」と展望を述べている。

キャスパーは、2014年にニール・パレク(Neil Parikh)氏やフィリップ・クリム(Philip Krim)氏ら5人が創業し、オンラインでマットレスの販売をスタートした。

営業開始、約1カ月で100万ドルを売り上げ、初年度は1億ドルの売り上げを達成した。

2016年にインテリア店のウエストエルム(West Elm)とパートナーシップを締結し、2017年には大手小売店ターゲット(Target)での販売を開始した。

キャスパーはサンフランシスコにR&Dを設立する際、1億7,000万ドルを資金調達している。その際、ターゲットは、7,500万ドルをキャスパーに投資し、同社のリードインベスターとなった。

2018年2月には、ニューヨークで初の常設店舗をオープンした。同年7月には、同社のマットレス、シーツ、枕、ブランケット、スリープマスクがセットされたスリープポッドの中で、25ドル(約2,800円)で45分間の仮眠体験を提供するサービスを提供し、話題となった。

資料によると、「販売チャネルに関係なく、楽しい購入体験を目指す」という同社は、現在60店舗を展開し、18企業と販売提携を結んでいる。12月31日時点の従業員数はフルタイムが597人で、パートタイムは234人と発表している。

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