米大統領選 ブルームバーグ候補 当選の場合は会社を売却

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大統領選に向け民主党の指名獲得を目指すブルームバーグ前ニューヨーク市長は、大統領に当選した場合に自身が所有する金融情報企業、Bloomberg L.P.を売却する考えであることがわかった。

NBCによると、ブルームバーグ陣営関係者は、ブルームバーグ氏が当選した場合、企業を最終的に売却するために白紙委任信託に移すと語った。売却までのタイムラインは示していないものの、NBCは売却には数年かかるだろうと指摘している。

陣営のシニア・アドバイザー、ティモシー・オブライエン氏もCNNのインタビューに売却計画について明かし、「公共サービスと個人の利益の境界を曖昧にするすべての保有資産を巡る混乱はないだろう」と語った。同氏は加えて、ブルームバーグ氏は納税申告所も開示すると表明。「ドナルド・トランプのこれらの問題に対する立場と180度違う。彼は歩く利益相反だ」と述べた。

トランプ氏は、白紙委任信託ではなく、資産を変更や撤回が可能なレボカブル・トラストに委託している。受託者は息子のトランプ・ジュニア氏とトランプオーガニゼーションのアレン・ワイセルバーグ財務最高責任者で、次男のエリック・トランプ氏が信託のアドバイザリー・ボードの議長を務めているという。またトランプ大統領はいまだに納税申告書を開示していない。