NY前市長「孤独なホームレスのよう」な姿が話題

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ビル・デブラシオ前ニューヨーク市長(62)が新年早々、カフェで「寂しそう」な後ろ姿が目撃され、話題となっている。

「生涯プログレッシブ派」を自認するデブラシオ氏は、2014年から2021年までニューヨーク市の市長を務めた。この間、コロナ禍やブラック・ライブズ・マターの激しい抗議活動が起きた。2期目には周囲からの反対を押し切って2020年大統領選に出馬したこともあった。

写真を掲載したニューヨークポスト紙によると、デブラシオ氏は2日午前11時半ごろ、マンハッタンのノーホーにあるカフェGasoline Alleyで、「むっつりとした表情で、物思いにふけりながら」1人コーヒーを飲んでいた。

この日の服装はニット帽にスニーカー姿。ドア近くのカウンター席で、携帯に取り付けたイヤホンで何かを聞いている。2年前まで記者会見などで連日テレビに出演していた姿と異なる様子を見た目撃者は「寂しく、寒そうで、ホームレスみたいだった」と振り返り、「コーヒーがあれほど高くなかったら、1ドル札を渡そうかと思ったほど」とジョークを加えた。

「わびしい」姿を見たユーザーからは、「市を台無しにするのに多大な努力をしてきた人物。自分が作り上げた世界に溶け込もうとしている」「彼は良い市長じゃなかった。まだ彼をつけ回してるの?時間を有効に使いなよ」「彼は孤独になっているならば、われわれの正義が下された」「ジュリアーニ/ブルームバーグの素晴らしき時代を覆したとして刑事訴追されるべき」「ワクチンを強要したことは忘れないからな」「店は彼にワクチンカードを提示させるべき」「まじで8年間悪夢だった」「街を破壊したんだから、ホームレスとなるのにふさわしい」などネガティブなコメントが多数投稿されおり、不人気ぶりは相変わらずのようだ。

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一方で「どこが?この姿がホームレスなら、自分だってホームレスだ」「孤独で寒そうでホームレス、ニューヨーカーの95%を示す言葉じゃないか」「ニューヨークポストは彼に嫉妬しているの?」など、いたって普通だといった声も上がっている。

独身ライフを満喫

デブラシオ氏は市長を退任した後、30年近く連れ添った妻のシャーリーン・マクレイ氏との別居を発表した。現在は充実したシングルライフを楽しんでいるようで、市内で複数の女性とデートする姿も捉えられている。

先月は、ミシガン州で教育関係の企業を経営するクリスティ・スタークさん(42)と手を繋いで出歩く姿がとらえられた。スターク氏はポスト紙に、内科医の夫と離婚協議中だと語っているが、夫は妻の主張を全否定している。

10月には、ロウアーマンハッタンの高級レストラン「La Mercerie」で、鼻ピアスをつけた別の女性と食事を楽しむ様子がパパラッチに撮影されたほか、その前月にはリンカーンセンターのエンパイア・ホテルにあるバー「Empire Rooftop Bar」で別の女性と肩を寄せ合う姿を目撃されている。

本当にホームレス寸前の元NY市長は?

ホームレスになりそうな元市長といえば、かつてタイム誌から「アメリカの市長」とも称されたルディ・ジュリアーニ氏だ。

2020年大統領選でトランプ弁護団を率い、各州で選挙不正説をふれまわったことで、弁護士資格を停止されたほか、投票システム大手ドミニオン社などから名誉毀損訴訟を起こされ、天文学的な損害賠償額の支払いを命じられる可能性に直面している。

昨年12月、ジョージア州の選挙職員との間で争われた訴訟で、1.48億ドル(210億円)の損害賠償金の支払いが確定した直後、連邦破産法11条の適用を申請した

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。