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伝説のストリートアートがNYに集結。「beyond the streets」

70年代から80年代にニューヨークで活躍したアーティストのグラフィティから、最新のストリートアートを一堂に集めた大規模な展覧会「ビヨンド・ザ・ストリート」(Beyond the Streets)が、6月21日よりブルックリンで開催される。

Beyond The Streets
Jon Naar & Carl Weston Beyond The Streets©mashupNY

ウィリアムズバーグの展示会場(25 Kent Ave)では、2フロアの約9,300平方メートルを使用し、150人のアーティストの作品が展示される。同展示会は、2011年にMoCAロサンゼルスで22万人を動員した展覧会「アート・イン・ザ・ストリート」(Art in the Streets)のフォローアップ企画となり、昨年ロザンセルスで開催された。

Beyond The Streets
©mashupNY

キュレーションを務めたグラフィティアートのヒストリアンで、アーバン・アンソロポロジストのロジャー・ガストマン(Roger Gastman)氏は、ニューヨークのグラフィティだけでなく、ストリートアート・ムーブメントから派生したスタジオ作品も含まれると紹介。ニューヨークの展示会は、ロスの2倍近い規模となる。
展示会では、シーンを形作った70年代のアーティストの紹介や記録写真、最新の作品の展示を通じ、ストリートアートの歩みを知ることができる。

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Roger Gastman©mashupNY
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ガストマン氏はObeyのシェパード・フェアリーと共に、カルチャー誌「スィンドル」(SWINDLE)を創刊。「The History of American Graffiti」の共著で、覆面アーティスト、バンクシー(Banksy)のドキュメンタリー『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』(Exit Through the Gift Shop)の共同プロデューサーを務めている。

開催に先駆けて行われたプレビューには、伝説のアーティストらも参加した。

1972年からキャリアをスタートさせ、これまでに5,000以上の電車にグラフィティを描いてきた「キング・オブ・グラフィティ」ことブレイド(BLADE)、スティーブン・オグバーン(Steven Ogburn)氏。

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BLADE©mashupNY

1979年で15歳にニューヨーク地下鉄でペインティングを始めた、エグアドル出身のレディ・ピンク(Lady Pink)。

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レディ・ピンク(Lady Pink)©mashupNY
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©mashupNY

キース・ヘリング(Keith Haring)のバスキア(Jean-Michel Basquiat)のドローイング。

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Basquiat & Keith Haring ©mashupNY

フォトグラファーで作家のジェームス・プリゴフ(James Prigoff)氏。ストアフロントに描かれたグラフィティを撮影した写真。

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Jim Prigoff©mashupNY
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©mashupNY

世界的に有名なタトゥアーティスト、バート・クラック(Bert Krak)氏によるポップアップパーラー。

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ブルックリン出身のアーティスト、マヤ・ハヤック(Maya Hayuk)。幾何学的な模様を組み合わせた作品で知られる。コニーアイランドで展示した作品をリメイクした。

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Maya Hayuk©mashupNY

シェパード・フェアリー 30周年プロジェクト

2008年のオバマ前大統領の選挙キャンペーン中に使用された「Hope」のポスターや、レスラー、アンドレ・ザ・ジャイアント氏の顔をモチーフとした「Obey」(オベイ)で知られるシェパード・フェアリー(Shepard Fairey)氏。活動30周年を記念した作品を展示する。

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SHEPARD FAIREY ©mashupNY
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「Facing the Giant: Three Decade of Dissent」©mashupNY
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ビースティ・ボーイズ・ギャラリー

70年代から活躍するビジュアル・アーティスト、セイ・アダムス(Cey Adams)氏が手がけたビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)のアートワークを展示する。
メンバーとクラブ「Danceteria」で出会ったアダムス氏は、1983年発売のファーストシングル「Cooky Puss」から20年以上にわたり、ビースティ・ボーイズのアルバムジャケットやロゴ、Tシャツやステッカーなどのマーチャンダイズのデザインを手がけた。創作ノートや楽器など貴重な記録も展示されている。

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©mashupNY
Beyond The Streets
©mashupNY
Beyond The Streets
©mashupNY

マーサ・クーパー氏のストリート写真

80年代ニューヨークのグラフィティを記録したドキュメンタリー・フォトグラファー、マーサ・クーパー(Martha Cooper)氏の写真。
クーパー氏は、ニューヨークポスト紙で女性で初めてフォトグラファーとして採用された。70年代ニューヨークのグラフィティを記録した1984年出版の「Subway Art」は、バイブルとなり、世界中のストリート・アーティストに影響を与えた。クーパーさんの活動は、Selina Milesが「MARTHA」としてドキュメンタリー映画化。今年のトライベッカ映画祭でがプレミア上映されている。

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©mashupNY
Martha Cooper beyond the streets
Martha Cooper©mashupNY

村上隆氏や日系人アーティスト、ガジン・フジタ氏の作品

村上隆氏や、日本を拠点に活躍するTENGAone氏、スナイプワン(snipe1)氏、LA生まれの日系人アーティスト(Gajin Fujita)氏の作品。

下は、ロザンセルスを中心に活躍するフジタ氏は、学生時代からニューヨークの顧客に絵を販売していたという。
浮世絵など東洋の要素を取り入れ、ゴールドをベースに鮮やかなカラーの神やボタンを描いた作品「Invincible Kings of This Mad Mad World」。

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Gajin Fujita©mashupNY
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Takashi Murakami©mashupNY
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©mashupNY
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PATRICK MARTINEZ©mashupNY

タキ183(TAKI 183)や、コーンブレッド(CORNBREAD)と並び、60年代から活躍するアーティスト、チャズ・ボヨーケズ(Chaz Bojorquez)。シグニチャーのスカルにカリグラフィーを組み合わせた作品。
ボヨーケズ氏は、初期のアーティストは既に引退しているが、自分はまだ現役で、次は中国やインドなどアジアに作品を紹介したいと意欲を語った。

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Chaz Bojorquez©mashupNY

オーストラリアを拠点に夫婦で活躍するアーティストDabsMyla。

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Dabs Myla©mashupNY

西海岸のストリートカルチャーとサーフカルチャーを代表するアーティスト、クレイグ・ステシック(Craig Stecyk)氏(左)。

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Craig Stecyk©mashupNY
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Lady Aiko©mashupNY
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ギフトショップではアーティストの写真集やカタログ、スケートボード、マグ、スポンサーを務めるアディダスのアパレル商品などを購入することができる。

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ギフトショップ©mashupNY

Beyond The Streets

  • 期間:6月21日~8月1日まで
  • 日時:水~日 午前11時~午後8時
  • 料金:25ドル
  • 場所:25 Kent Avenue in Brooklyn
  • beyondthestreets.com

展示会を記念したコンパニオンブックには、600ページに1,000以上の貴重な写真が収められている。館内ギフトショップまたはオンラインで注文することができる。

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