スターアナがダブル不倫、番組降板へ

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米ABCニュースの昼の情報番組「GMA3」で司会を務めていた男女のアナウンサーが、番組を降板することがわかった。T.J. ホームズ氏(45)とエイミー・ロバック氏(49)は2カ月前、ダブル不倫が報じられた後、番組への出演を見送っていた。

ニューヨークタイムズによるとABCは27日、声明で「(2人と)さまざまな選択肢に関して、複数回にわたる建設的な会話の後、全員にとってABCを去ることが最善であることに合意した」と発表したという。

タイムズによると、2人は同局の看板番組「グッド・モーニング・アメリカ」の司会になる可能性のある”期待の星”と考えられるなど、将来を嘱望されていた。

ABCは、降板の理由や条件等を公表していないが、第一報を伝えたTMZによると、2人は契約金を受け取った後、離職する予定だという。

ダブル不倫を最初に報じたのは英紙デイリーメールで、2人がマンハッタンのバーで談笑する様子や、互いのアパートを出入りしたり、アップステートにあるコテージで週末を過ごしたりする様子を写真や動画と共に伝えた。

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2人は、2020年9月にGMA3の司会に就任。交際期間は不明だが、付き合い始めたのは昨年からとも伝えられている。ホームズ氏は昨年12月、10年以上連れ添った妻との離婚を正式に申請した。一方のロバック氏は、12年前に結婚した「メルローズ・プレイス」出演の俳優、アンドリュー・シュー氏と昨夏に別れていた。

不倫が明るみとなった直後、ABCニュースのキム・ゴッドウィン社長は社員らに、2人の交際は「企業の規定違反ではない」と伝えたという。しかし昨年12月5日以降、2人は番組に出演しておらず、内部調査が進められいた。

その後も、ホームズ氏と別の女性の社内恋愛など、新たなスキャンダルが相次ぎ報じられていた。

なお、ある関係者はTMZに、ロバック氏が楽屋で飲酒していたことが、社のポリシー違反にあたると判断されたとする一方で、酒は幹部から提供されたものだと説明。契約解除を正当化するための理由で「魔女狩り」と述べるなど、社の対応を批判した。別の関係者は、2人の「セットでの振る舞い」を不快に感じていたスタッフもいたと語っている。

ある関係者はFoxニュースに「職場での不倫関係は、局の評判を落とした」と指摘。2人は番組の中で、自身のスキャンダルに関する冗談を言い合うなど、事態を軽視していたとも話した。そのほかに、親会社のディズニーが介入した可能性を示唆する声もあるという。

2人はすでに腕利きの弁護士を雇っており、今後は、”人種や矛盾点”などを理由に、訴訟を提起する可能性があるという。長年ABCに務める幹部は、白人男性が関わってきた不倫問題は、これまで見過ごされてきた経緯があると語った。