10歳少女を性的暴行し絞殺。顔見知りの14歳少年を殺人罪で起訴

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ウィスコンシン州で10歳の少女が首を絞められ殺害された事件に関して、捜査当局は14歳の少年を殺人および性的暴行罪で逮捕・起訴した

殺害されたのは、チッペワ郡在住のイリアナ(リリー)・M・ピーターズ(Iliana “Lily” M. Peters)さん。23日に、おばの家から帰宅途中に行方不明となり、父親が捜索願いを届け出た。翌日、付近にある雑木林から遺体で発見された。

被告の少年は、26日夜に逮捕された。検察によると、200件以上の目撃情報が寄せられたという。

27日に行われた保釈に関する尋問で、ウェイド・ニューウェル検事は、少年は少女と顔見知りだったと説明。少年は「家を出た時から、レイプして殺害するつもりだった」と捜査官に供述したと明らかにした。

ニューウェル検事によると、被告はリリーちゃんの腹部を殴り、地面に倒した後、棒で殴打した。性的暴行を加えたのち、首をしめて殺害したという。

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ベンジャミン・レーン判事は「地域社会を保護する必要性がある」として、100万ドルの保釈金の求めを認めた。少年は現在、少年拘置所に拘束されているという。

AP通信によると、ウィスコンシン州の法律では、10歳以上の未成年が第1級殺人罪で起訴された場合、成人として扱われる。有罪になると、終身刑が科せられる可能性がある。

父親が小児性愛者

尋問で被告の名前は明かされなかったが、英デイリーメールは、被告はリリーさんのいとこ、カールソン・ピーターズ・バーガー(Carson Peters-Berger)だと報じた

カールソンの父親アダム・バーガー(37)氏は、2017年に少女のポルノ写真とコカインの所持で有罪判決を受けた。現在は保護観察下に置かれ、性犯罪者として登録されている。少年は、バーガー氏とローライン・ディビス(45)さんとの「短い付き合い」の間にできた子供で、ディビスさんは現在、別の男性と交際しているという。

殺害されたリリーさんの父親アレックス・ピーターズさん(43)は、ディビスさんの弟で、過去に薬物の使用や飲酒運転などで有罪判決を受けている。アレックスさんと別居中の母親、ジェニファー・アイリーさん(38)も、クレジットカードの無断使用など複数の窃盗罪で有罪となり、現在保護観察を受けているという。