未明の地下鉄車内、眠っていた女性が性的暴行の被害に

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暴行事件がたびたび報じられているニューヨークの地下鉄の車両内で、眠っていた女性が性的暴行を受ける事件が発生した。

ニューヨークポスト紙が市警察の話として報じたところによると、事件があったのは6日午前4時20分頃。下り方面のN線がブルックリンのグリーンウッド・ハイツにある25st駅に進入する最中、男が性器を露出し、眠っていた22歳の女性の顔に射精した。

男は電車が駅に到着するなり逃走したという。

被害者の女性はそれ以外の身体的暴行を受けなかったが、救急車で病院に搬送された。容体は安定しているとされている。

ニューヨーク市警察は、容疑者の名前や特徴などについて公表していない。

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地下鉄での重罪に分類される犯罪は昨年に比べて8%減少しているものの、突き落としなどショッキングな事件が繰り返して発生している。保守派から犯罪者に優しいとして非難されることの多いマンハッタン地区検事のアルビン・ブラッグ氏も、地元TV局の取材に「犯罪が減少している統計を知っているが、家族が電車に乗る時は胃が痛くなる」と述べるなど、危険であるとの認識を示している。