トランプ大統領が被災地プエルトリコを初訪問 言動に非難も

3日、トランプ大統領とメラニア夫人は、は、カテゴリー4のハリケーン「マリア」(Maria)が直撃した米領プエルトリコ(Puerto Rico)を初めて訪問し、プエルトリコのリカルド・ロッセロ(Ricardo Rosselló)知事や、連邦職員らと軍事基地(Muñiz Air National Guard Base)で面談した。

大統領は、FEMAディレクターのブロック・ロング氏(Brock Long)や、国土安全保障長官代理のエレイン・デューク氏(Elaine Duke)、国土安全保障担当チーフのトム・ボサート氏(Tom Bossert)などの政権メンバーや、海兵隊員、軍、空軍、海軍、沿岸警備隊らを次々と褒めたたえた。NYPOST紙によると、先日デューク氏の被災地支援の報告を、まだ救済が不十分だとして非難したサン・フアン(San Juan)のカルメン・ユリン・クルス(Carmen Yulín Cruz)市長も同席していたという。

また、「プエルトリコ、こんなことは言いたくないのだが、私たちの会計予算はいささか狂いました。なぜなら、私たちは、プエルトリコに大きなお金を費やしたからです。でも、それは良いことであって、それで多くの命が救われました。」と冗談めかして話した。

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「あなたたちは、カトリーナと比べて、何千人もの命が失われなかったことを大いに誇るべきだ。」と対応にあたった人々を称賛し、「どの死も本当に恐ろしいものだ。”真の大災害のカトリーナ”のように、とんでもない数の、何百も、何百もの人が亡くなったように。今回は、誰も見たことがないような、本当に強烈なストームだった。」と災害を振り返った。
大統領は、知事に死者の数を確認し、知事は「確認されているのは16名です。」と回答。トランプ氏は、「16人に対して何千人。あなたはすべての人々、また協力してくれる人々を誇りに思うべきです。」と語った。

冗談も交えて話しているが、メディアが報道したクリップ映像を見た人々からは、1,833人の死者を出したカトリーナを引き合いにしたことや、災害救助費について言及したことに対し、一部非難の声も寄せられている。

「不快だわ。死者の数を引き合いに出すなんて。病んでる。」

「予算が狂った?彼が、冗談で言ったのはわかってるけど、当の本人は、シークレットサービスを1年もたたないうちに、破産させたんだよ。」

クルス市長はCNNのインタビューに対して、「大統領は、最高司令官というよりも、むしろミスコミュニケーターのチーフになっている。合衆国大統領は、プエルトリコの住民を傷つけるようなコメントを止めることを願う。」と回答している。

ペーパータオルをスローイング?

その後、カルバリーチャペルを訪問したトランプ大統領は、被災した人々と写真撮影や会話をした後、自ら物資を配布した。

撮影する人が殺到し、手渡しができなかったためか、ポンポンとペーパータオルをスローイングして配布する大統領。ソーシャルネットワークには、配布方法が不適切なのでは、という声が寄せられている。
最後には「この部屋は愛で満ちている。」と笑顔で感想を述べた。

ABC Newsによると、350万人の住民のうち、約半数が飲料水の確保ができておらず、まだ95%の世帯は停電しているという。