トランプ大統領とブルームバーグ氏がツイッターバトル。朝からチビを連発

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2020年大統領選で再選を目指すトランプ氏と、民主党の指名獲得を目指すマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)前ニューヨーク市長のツイッターバトルがエスカレートしている。

トランプ氏は13日朝、ブルームバーグ氏に対し「ミニ・マイクは、金はあるが、ディベートに参加できず、存在感ゼロの(強調文字で)負け犬だ。(2016年大統領選の共和党候補に出馬した)”低エナジー”のジェブ・ブッシュのちっこい版を彷彿とさせる。ジェブはミニよりも政治的手腕があり、黒人コミュニティとうまくやっていた。」とツイート。

ブルームバーグ氏は、市長時代に積極的に行った取締り政策「ストップ・アンド・フリスク」に対する批判が再び高まっている。有色人種がターゲットとなることが多く、トランプ氏はこれをやゆした。

さらに、「ミニ・マイクは、プロの政治家と討論会の壇上に上がりたがらない、身長162センチ(実際の公表数字は172.7センチ)の活気を失ったやつだ。(背を高く見せるための)箱は用意しないで。彼はクレイジー・バーニーを嫌っている。金はあるから、彼を阻止できるだろうが、バーニーのファンは、発狂するだろうな!」と連投した

これに対し、ブルームバーグ氏は「私たちはニューヨークに共通の知り合いが多いが、お祭り気分のイカれた道化師だと言って影で笑っている。親から財産を相続し、バカバカしい取引や無能力ゆえに、それを浪費し尽くしたことを皆知っているのだ。」と反論。自力でビリオネアになったと吹聴するトランプ氏を皮肉った。
さらに、映画『グラディエーター』のラッセル・クロウのミームを用いて「自画自賛できるのも今のうちだ。」と投稿した。

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ニューヨークポストによると、ブルームバーグ氏は13日に行ったノースカロライナ州での選挙演説で、トランプ氏が自身に言及したのは、「恐れの証拠だ。」と述べた。「彼は、私が彼を打ち負かすリソースと実績を持っていることを知っているから、恐れを感じているといえるだろう。」と語った。

フォーブスの推計によると、ブルームバーグ氏の総資産は618億ドル(約6.8兆円)で、米国で8番目に裕福な人物とされる。
選挙活動費は、全て自己資金でまかなっている。2019年11月に出馬を表明して以来、テレビやオンライン、ラジオ、SNSなどの広告費に3億5,000万ドルを投じてきた。

一方トランプ陣営は、ニューヨークタイムズによると、2019年10月から12月までに1億5,400万ドルを調達し、現在1億9,500万ドルの資金が手元にあるとみられている。

トランプ氏とブルームバーグ氏は、今月開催された第54回スーパーボウルで、ともに1,000万ドル(約11億円)以上のCMを放送し話題となった
2人の候補者がスーパーボウルで、選挙キャンペーン広告を放送するのは史上初めて。