オハイオ州にあるジムのロッカールームで、少女らの前で裸になったとして、31歳のトランスジェンダーの女性が、3件の公然わいせつ罪で逮捕・起訴された。
地元メディアWHIOTV7によると、2021年と2022年に、複数の利用者から警察に通報が寄せられたという。裁判所に提出された資料では、グラインズ被告は、女性として”レイチェル”と名乗っているものの、手術は受けていなかった。
ジーニア市のウィリアムス・アーシェル市議会長は、「グリーン郡ティーパーティ」の会合で、この問題を取り上げた。これに参加した被害者の女性の話によると、YMCAのフロントデスクにロッカールームで裸の男性がいると報告したところ「実際には女性で、それに惑わされるべきではない」と告げられたという。
YMCAの関係者は、施設の方針は同州の公民権委員会に従っており、問題ないとの見解を示した。グレーター・デイトンのYMCAは、全ての会員のプライバシーと安全を確保しながら、法的義務を遵守するとしている。声明で「いかなる状況においても個人の出生のアイデンティティーを調査し、ロッカールームを割り当てることはない。それは法律違反で、全ての人々を尊重することに反する」と反論した。
ジーニア市の報道官はWHIOTV7の取材に、今回の起訴について、市議会や市議会議員は関与していないと説明。ジーニア警察から法務部門に提出された事実や州法に基づき、起訴されたと回答した。
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オハイオ州アメリカ自由人権協会によると、同州では現在「LGBTQの人々を公共施設での差別から保護する州法はない」と説明している。