ニューヨーク州、たばこ購入年齢を21歳に引き上げ

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ニューヨーク州では13日から、たばこ購入年齢が18歳から21歳へと引き上げられた。同法律はアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)州知事が署名し7月に成立していた。

クオモ州知事は今月、法案の目的に関し「若者がたばこや電子たばこを入手することを妨げ、死に至る依存症を生み出すことを防止する。」と説明。「電子たばこを使用する若者の急激な増加により、われわれが何十年も進めてきたニコチン中毒者削減の取り組みが、無駄にならないよう積極的な対応を取っている。」と語った。

ニューヨーク州は、たばこ購入年齢を21歳に引き上げた18番目の州となる。これまでハワイやカリフォルニア、ニュージャージー、オレゴンなどで同様の法律が施行されている。

ニューヨーク州保健局の発表では、州内の高校生の27%が電子たばこを使用した経験がある。若者間での使用者の急増を受け、ニューヨーク州は9月、全米で初めてフレーバー付き電子たばこの販売を禁止した
なお10月には、ニューヨーク市で初めて電子たばこに関連した死亡者が出ている。

今月5日の段階で、電子たばこによる肺疾患の症例は全米で2051件に上り、死者数は39人に達した。米疾病予防管理センター(CDC)は8日、ビタミンEアセテートが肺疾患の原因物質である可能性があると発表した。

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