議員スタッフが会議場で性行為を撮影、ネットでは退廃都市「ソドムとゴモラ」がトレンドに

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首都ワシントンの議会建物内で、男性同士が性行為をする動画が出回り、衝撃が広がっている。

第一報を伝えたデイリー・コーラーが公開したビデオには、広々とした部屋で裸の男性がテーブルに四つん這いになり、もう一人とセックスをする姿が確認できる。

建物は上院議員のオフィスが入る「Hart Senate Office Building」で、撮影された部屋は、司法委員会が最高裁判事の指名承認を検討する公聴会など、重大な場に使用されてきた会議場。

ビデオは非公開の「政界の同性愛者のためのグループ」の間で共有され、デイリー・コーラーに流出したと伝えられている。またデイリー・コーラーは、性行為は「Unprotected(コンドームなし)」のようだと指摘している。

その後、四つん這いの男性は、80歳になるメリーランド州選出のベン・カーディン上院議員(民主党)のスタッフ、エイダン・メーセ=チェロプスキー氏であることが判明した。

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本人はLinkedinの投稿で「誤った判断」をしたことがあったが、「職場を軽視するつもりは決してありません」と、遠回しに自分であることを認めた。その一方で「政治的アジェンダを追求することを愛するが故に、攻撃されている」「私の行動を別の方法で特徴づけようとする試みはすべて捏造だ。法的選択肢を検討するつもりだ」「マックス・ミラー下院議員に関する疑惑だが、一度も会ったこともなければ、怒鳴ったり対峙する機会もない」と主張した。

今週、ユダヤ教徒のマックス・ミラー下院議員(共和党、オハイオ州)はオフィスビル内でテレビの取材に応じていたところ、震えながら近づいてきたメーセ=チェロプスキー氏が「フリー・パレスチナ」と叫んだと明かしていた。

自身への非難を、政治信条や性的指向のためだと主張するかのような声明に、LinkedInユーザーからは「被害者はあなたじゃない。あなたの給料を支払い、建物に資金を提供しているのは納税者だ」といったコメントや、「同性愛嫌悪を持ち出すのは極めて侮辱的。あなたの無礼な振る舞いは、すべてのLGBTワーカーの顔に唾を吐きかけるようなもの」「われわれのLGBTコミュニティを心底気にかけているのならば、行動には責任が伴うことを知るべき。上院で露骨な動画を撮影することは、われわれを後退させて有害なステレオタイプを続けさせることになる」など、LGBTコミュニティからの非難の声も上がった。

ちなみに性行為が行われたのは、最近の司法委員会の会合でエイミー・クロブチャー議員とクリス・クーンズ議員(ともに民主党)が使用した席のちょうど中間に位置している。

ツイッターでは、首都ワシントンでたびたび起きる不祥事を指して「ソドムとゴモラ」が一時トレンド入りした。

ソドムとゴモラは旧約聖書の『創世記』に登場する悪行や不道徳が横行する街で、神の怒りに触れて滅ぼされる。

今年6月、ホワイトハウスで開かれたプライドパーティーで、トランスジェンダーの女性モデルが胸をさらけだす姿をSNSに投稿し、非難が殺到した。ジャンピエール報道官はこの女性を「容認できない」と述べ、「今後のイベントに招待されることはない」と厳しい姿勢を示した。その翌月には、ホワイトハウスでコカインの入った袋が発見される問題が発生した。