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NYCプライドパレード、警官の参加を禁止

NYCプライドマーチの主催団体「ヘリテージ・オブ・プライド」(Heritage of Pride)は15日、警察官の存在は、コミュニティメンバーにとっては脅威にとらえられるとして、パレードやプライド関連のイベントへの警察官の団体の参加を、少なくとも2025年まで禁止すると発表した。

さらに、警備にあたるニューヨーク市警察の警官の役割も、市によって義務付けられる範囲に限定すると発表。イベント会場から少なくとも1ブロック以上離れた場所に配置し、代わりに、民間のセキュリティや緊急対応のトレーニングを積んだボランティアを活用する計画を明らかにした。

今年のイベントの多くは、対面で開催されるが、6月27日のパレードはバーチャル形式を予定している。

ヘリテージ・オブ・プライドは声明で「特にBIPOC(黒人・先住民・有色人種)やトランスジェンダーのコミュニティへの暴力がエスカレートしている」とした上で「法執行機関がもたらそうとする安心感は、理由もなく過度な権力の標的にされた我々のコミュニティメンバーにとっては、脅威になりうる」と説明。「NYCプライドは、コミュニティメンバーが恐怖や危害と感じる雰囲気を作ることに貢献するつもりはない」と述べた。

LGBTQの警官で構成される団体「GOAL」は決定について、「仲間のメンバーがアイデンティティを祝い、ストーンウォールの反乱のレガシーをたたえることを妨げるものだ」と批判。「コミュニティの活動家をなだめるためのもので、恥ずべきことだ」と非難した。

ニューヨーク市警察も「警官を排除するという決定に失望した。われわれが共有している包括性かつ寛容性という価値観に相反する」と声明を発表した。

ニューヨーク市のゲイパレードがはじまったのは1970年。「ストーンウォールの反乱」の一周年を記念し、ゲイコミュニティの解放を訴えるためにスタートした。

ストーンウォールの反乱(1969年6月)では、ウエストビレッジにあるゲイバー「ストーンウォールイン」に踏み込み捜査を行ったニューヨーク市警察と、客らが衝突。度重なるハラスメントに不満を募らせていたコミュニティーの怒りが、暴動に発展した。

昨年50周年を迎えたパレードは、パンデミックの影響で中止となった。商業主義化されたプライド・パレードと距離を置くため2年前に発足したクイア・リベラリオン・マーチは(Queer Liberation March)は昨年、黒人差別の撲滅を訴えるブラックライブズマター運動への連帯を示したマーチを開催した。パレードへの参加者が警官と衝突する場面も見られた。

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