「アメリカ人だったら卒倒しちゃう」外国人教師が日本の校則を紹介 動画が大反響

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日本で英語教師をしている米国人ティックトッカーによる日本の学校の校則を紹介した動画が、150万回以上再生されるなど、大きな反響を呼んでいる。

ユーザー名hito.bitoさんは、アメリカ人だったら「昏睡状態」になってしまうかもとした上で、「校舎に入ったらすぐに、外履きから上履きに変えなければならない」と、下駄箱で履き替える様子を紹介。続けて「日本の学校に行かないとクリーンという意味は理解できない、子供たちが毎日隅から隅まで掃除をしているから」とお掃除にも言及したほか、「昼食も自分たちで用意して、トレーも洗う」習慣には「確かに感動した」と加えた。

玄関が開けっぱなしでホールには空調がないので「コートを着て歩き回らなければならない」と、コートを着用する様子も挿入。

最後には「最も関心を引くと思う点は、ドレスコード」と指摘。「女子は髪を肩より上にするか、ポニーテールにしなければならない。髪を染めるのは絶対NGだから、アニメの主人公をやることはできない」と説明し、「ピアスもメークも禁止」と続けた。

@hito.bito Had a stroke when the school lunch was this good #japantravel #japanlife #gingerinjapan #japaneseculture ♬ Sakura Kiss (From “Ouran High School Host Club”) – AmaLee

この投稿は290万いいねを獲得、6,000件を超えるコメントが寄せられている。

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あるユーザーは「アメリカの学校でやってほしかったのは、子どもたちに掃除をさせることだ。何世代にもおよぶ掃除の習慣を治すことができたはずだ」とコメント。別のユーザーは「彼らが学校を掃除するのはいいわね。他人のために散らかしたたままにしないよう促して、子供達に共同体の意識を持たせることができる」と賞賛した。

一方で「靴の履き替えと学校の掃除するのは良いけど、髪のことはどうなんだろう」「メイクとジュエリーの部分はまったく理解できない」と反対を示す声も。さらに「イギリスの学生に掃除をさせようとすれば、掃除用具に体液を入れるだろう」と、母国ではまともにやらせられないといったコメントも寄せられた。

動画はYahooニュースに掲載された記事にもなり、そこでも議論が盛り上がっている。

日米両方で教師をした経験があるというユーザーは、両国は「真逆」と指摘。「例えば一年生のお道具リストには、ハサミではなくてカッターがある。生徒が怪我したら、注意深くすることを学ぶ。クラブ活動は、フルで先生が監督せずに、自分たちで運営する。これは生徒にリーダーシップのスキルを養うのに役立つ。日々の掃除活動を通じて、生徒はコミュニティに対する責任の感覚を身につけることができる」と説明した。「極端に周囲に合わせることを重視しているようだった」としつつも、「生徒のためにいろいろやりすぎて、失敗する機会を十分に与えていない」アメリカよりも、「将来っていう意味では、日本に賭けるわ」と主張した。

これに対して別のユーザーは「日本よりもっと個性を認めて良い」と主張。「アメリカの創造性と個性は、我が国がこれほどに革新的で影響力がある理由の一つだ」と投稿した。

そのほか「アメリカの学校で長く失われたものがある。組織、尊敬、責任などなど」「たしかに大事だ。でも学校だけじゃなくて、それは家から始まるんだ」「今のアメリカの子供たちが、何でもやってくれる、与えてくれると思う理由の完璧な例ね」「オリンピックやワールドカップなどの後に、日本人が後始末をしているニュースを見ると、いつも感心してしまう」といった、コメントが寄せられている。

hito.bitoさんは、昨年夏から学校や日本の生活に関する動画を多数投稿しており、現在46万フォロワーを獲得している。