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NY市 ワクチン接種義務を解除へ

ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は27日、屋内施設におけるワクチン接種義務の規定を3月7日で終了すると発表した。同時に、学校でのマスク着用も不要とする。

同市は昨年8月、全米で初めて、飲食店やジム、映画館などの屋内娯楽施設で、ワクチン接種証明証の提示を義務化した。現在は、78%の成人がワクチン接種を完了している。

ニューヨークタイムズによると、市内の感染者は過去2週間で54%減少。28日の新規感染者数(7日間平均)は846人だった。入院患者数も47%減少している。

ノースウエスタン大学ファインバーグ医学部の疫学者サディヤ・カーン医師は、MSNBCに対し、パンデミックはまだ終了していないと指摘。義務化の解除は、現実とは異なるにもかかわらず「正常であるとの認識を与える」として警戒感を示した。

なお、連邦政府の規定では、飛行機や電車など公共交通機関でのマスク着用義務は3月末に終了するが、ニューヨーク市では5日ごとにマスクに関する規定を延長するとしている。雇用主は、職場におけるマスク着用に関して、独自に規定を儲けることができる。

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