NY州のナンバープレート新デザイン決定。コンテストでは八百長疑惑も

ニューヨーク州車両管理局(DMV)は8日、来年4月から採用する自動車のナンバープレートの新デザインを発表した
デザインの決定にあたり、先月19日からナンバープレートのコンテストを実施し、住民からの投票を受け付けていた

NY Number Plate
来年4月より採用されるナンバープレート(New York State

投票の結果、ナイアガラの滝やニューヨークのスカイライン、自由の女神が描かれたデザインが選ばれた。下部分には、ニューヨーク州の標語であるラテン語「Excelsior」(エクセシオール。より上を目指して)が入っている。具体的な投票数等については、公表されていない。
10年以上使用したナンバープレートに関しては、4月以降、手数料25ドルで新しいデザインに交換しなければならないという。

八百長疑惑が浮上?

コンテスト開始直後からデザインをめぐり、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)知事による八百長疑惑が浮上するなど、さまざまな議論へと発展した。

NY number plate
候補となった5つのデザイン案(New York State)

コンテストには5つのデザインが提出された。このうち4種類には、自由の女神のイラストと「Excelsior」が入っているが、1種類のみ「マリオ・M・クオモ橋」(Mario M. Cuomo Bridge)が描かれている。
マリオ・M・クオモ橋は、元タッパンジー(Tappan Zee)橋が老朽化により建て替えられた際、クオモ州知事の父(1983年から1995年までニューヨーク州知事を務めた)の名にちなんで、名称が変更された。

マリオ・クオモ橋のプレートに関しては、誰もニューヨークを連想する人はいないとし、多くの人から非難の声が挙がった。

あるツイッターユーザーは、4種類のデザインが類似していることから、「マリオ・クオモ橋(元タッパンジー橋)に有利なように選ばれたデザインだ。1種類以外は似たり寄ったりで、票が割れる。」など八百長疑惑を述べた。

一部の共和党議員からは、「プレート・ゲート(PlateGate)だ。」として、コンテストの透明性を求め、情報開示を要求するという声も挙がっている。

なお、2020年4月から2年間で300万人のナンバープレートを交換した場合、ニューヨーク州の交換による歳入は7,500万ドルにのぼる。ニューヨークタイムズによると、ナンバープレートは刑務所の受刑者が制作しており、コストは1枚あたり1ドルだという。ジェームス・テデスコ(James Tedisco)共和党議員は「ハイウェイ泥棒。」と利益の取りすぎを非難した。

クオモ知事は25ドルの価格は、自身が当選する前の2009年に、議会が決定した金額だと正当性を主張した。

新プレートが不要という声に対し、クオモ知事は新たなテクノロジー(赤信号カメラやキャッシュレス通行料徴収システム)に対応するため、交換が必要だと反論した。なお、自動車管理局(DMV)は、米国自動車管理者協会の定めるプレートの耐用年数は10年間であると発表している。