世界出張費ランキング 1位ニューヨーク、2位ジュネーブ、東京は?

35

調査会社ECAインターナショナルの調べによると、世界で出張費が最も高い都市はニューヨークだった。なお、東京は37位だった。

費用は、ホテルの宿泊費や食事代、タクシー料金、飲み物などの平均料金の合計金額を元に算出。ニューヨーク市の主張費は、1日あたり平均796ドル(約10万4,000円)で、昨年に比べ8%上昇した。同社は主な要因について、パンデミック後、出張や観光客が増加したことによる宿泊費の高騰や、インフレ率の上昇を指摘している。

トップ10のうち、4つの米国の都市がランクインした。2位はスイスのジュネーブ、3位はワシントンD.C.、4位はスイスのチューリッヒ、5位はサンフランシスコ、6位はイスラエルのテル・アビブ、7位はロサンゼルス、8位はロンドン、9位はアンゴラの首都ルアンダ、10位はパリだった。

アジア圏は香港が首位

アジア圏内で、最も高いのは香港(世界16位)で、平均520ドルだった。パンデミックや経済の低迷で、出張の需要は低下したが、前年から4ドル低下するにとどまった。

東京は昨年2位だったが、今年はシンガポール(世界19位)に抜かれ、3位(世界37位)となった。

Advertisement

ECAによると、日本への出張費用は円ベースで5%以上上昇した。しかし、円安の影響で、米ドルに換算した場合、平均424ドルとなり、結果的にランクが低下したという。

4位はソウル(世界50位)、5位はバングラデシュのダッカ(世界59位)だった。