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メタ社 メタバースに「個人境界線」機能、ハラスメント対策で

メタ社(旧フェイスブック)は4日、同社が展開するメタバース「Horizon World」「Horizon Venues」に、ハラスメント対策として、「パーソナル・バウンダリー(個人境界線)」機能を設けると発表した。

先日、英国在住の女性が、Horizon Venues内で、複数の男性アバターから性的嫌がらせを受けたと報じらていた

新機能は、アバターらが、互いに設定した距離内に入るのを防ぐもので、望まない交流を回避するのが容易になるという。

デフォルトで設定されており、距離感はおよそ120cm程度。他人が境界線内に侵入しようとした場合、境界線に到達した段階で、システム側が、そのアバターの前方移動を停止させるという。

なお同社はハラスメント対策として、すでに、パーソナルスペースを侵害したアバターの手が消えるといった措置を講じているとしている。

英国在住のニーナ・ジェーン・パテルさん(43)は、「Horizon Venues」を利用した際、3人の男性のアバターにつきまとわれ、体をまさぐられるなどしたと明かした。男性らはスクリーンショットを撮り、逃げようとするパテルさんのアバターに、「好きじゃないふりをするな」などと声をかけたという。

パテルさんはデイリーメールの取材に、実際に触られた感覚はなかったが、攻撃を受けて以来、不安を抱えていると話していた。

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