エジプト人気リゾート、ロシア人男性がサメに食べられる

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エジプトの人気リゾートで8日、海水浴をしていたロシア人の男性がサメに襲われる事故が起きた。

事故があったのは、紅海に面したビーチリゾート、ハルガダ(Hurghada)。近くにドリーム・ビーチ・ホテルがある。

現地のロシア総領事はタス通信に、サメに襲われて死亡したのはロシア国籍を持つV. ポポフさん(23)と明らかにした。ポポフさんは観光客ではなく、数カ月間エジプトに滞在していたという。

SNSに投稿された動画には、サメがポポフさんを襲う恐ろしい様子が撮影されている。何度も海に引き込まれそうになった後、岸を目指して泳ぐのも束の間、背びれが再び現れ、姿が見えなくなった。

デイリービーストによると、ビーチには父親もおり、息子が襲われる瞬間を目撃していた。ポポフさんは、助けを求め大声で叫んでいたという。交際相手の女性も海で一緒に泳いでいたが、逃れることができた。事故を目撃した別の人物は、「いま遺体を食べている」とつぶやいたという。

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レスキュー隊が救助を試みたが、駆けつけた時には、すでに食べられた後だった。

ロシアのTVチャンネルNTVは、悲劇は岸からわずか30メートルの地点で起きたと伝えている。過去数日間、サメのヒレが目撃されていたが、人々はイルカだと思い込んでいたという。

なおロシアの大衆紙コムソモリスカヤ・プラウダによると、サメは後に捕獲され、殺処分された。