オバマ元大統領長女が監督デビュー、芸名使用に賛否

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今年のサンダンス映画祭で映画監督デビューを果たしたオバマ元大統領の長女、マリア・オバマ氏(26)氏。ステージネームの使用に疑問の声が上がっている。

初作品のタイトルは「The Heart」。クレジットには、マリア・アン(Malia Ann)と記載されており、ネットでは「親の七光り」呼ばわりされることを避けるためではないかとの声が上がった。

あるXのユーザーは「ラストネームを使用しないことで、ネポベイビー(成功を収めた親のコネで活躍する子供たち)に関する議論を素通りしようとしている。あんたはオバマの娘だ・・」と投稿した。

このほかに、「15歳で(HBOドラマ)『ガールズ』でインターン、18歳で(ハーヴェイ)ワインスタインの元でインターン、24歳でドナルド・グローヴァーのプロデュースで監督デビューを果たした」「私の人生はホワイトハウス by マリア・アン」など、親の影響を指摘する声も投稿されている。

この一方で、「彼女はメディアの注目を集めようとしていない、そっとしておいてあげて」「有名な家族とは別に自分たちのアイデンティティを築こうとしている」と擁護する声も上がった。

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マリア氏は現在、監督だけでなく、アマゾンプライムで配信中のドラマ「Swarm」(ドナルド・グローヴァー製作)でも、スタッフライターとして名を連ねているという。

女優ウーピー・ゴールドバーグは21日、共同司会を務めるABCの番組「Thw View」で、マリア氏のステージネームに関する「議論は時間の無駄」と主張。「みんなオバマ夫妻の娘だと知っているから、それを隠すのは無意味」「オバマと呼ばれることを気にするのか?」とする一方で、「本人は何でも好きな名前を名乗ればいい」と名前の変更を支持した。

なお、マリア氏は短編映画「The Heart」のテーマについて「失われたもの、孤独な人々、許しや後悔」に関するものと説明している。今月17日にサンダンス映画祭でレッドカーペットデビューを果たしたが、両親は出席しなかった。