ホアキン・フェニックス怪演『ジョーカー』予告編初公開

1273

ワーナー・ブラサース(Warner Bros)は2日、ラスベガスで開催中のシネマコン(CinemaCon)で、10月全米公開の『ジョーカー』(Joker)予告編を初披露した。

作品は『バットマン』の悪役で有名なジョーカーが主人公で、ホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)が演じる。その悲しくも不気味な姿が、大きな話題となっている。

コメディ俳優ジミー・デュランテ(Jimmy Durante)が歌う「スマイル」をバックミュージックに、母親に従順だったアーサーが、人生につまずき、ジョーカーへと変貌を遂げるまでが短いクリップで綴られる。

「母はいつも私に、笑って幸せそうな顔をしていなさいと言った。世界に笑いや喜びをもたらすようと言った。」とセラピストに語るアーサー。ゴッサムシティの路上や、地下鉄で暴行を振るわれ、コメディアンとして挫折するなどのシーン後、ついに地下鉄で犯罪に手を染める。「かつて人生は悲劇だと思っていた。しかし、それは喜劇だと分かった。」とナレーションが流れる。
地下鉄でのシーンは、昨年秋ニューヨークで撮影される様子が報じられていた

ジョーカー役は、これまでにジャック・ニコルソンや、故ヒース・レジャー(アカデミー助演男優賞を受賞)らが好演しており、ファンの期待も高い。
予告を見たファンからは、早くもオスカーを獲得するのではないかの声も上がっている。

Advertisement

監督は『ハングオーバー!!』3部作を成功させたトッド・フィリップス(Todd Phillips)。フィリップスとスコット・シルバー(Scott Silver)が共同脚本を務めた。

VERGEによると同作品は、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督の『タクシー・ドライバー』や『キング・オブ・コメディ』にインスピレーションを得たと言われており、ロバート・デニーロ(Robert De Niro)も作品に登場する。ザジー・ビーツ(Zazie Beetz)や、マーク・マロン(Marc Maron)らが出演する。
映画は、10月4日から全米で公開される。