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家賃370万円、ハンター・バイデン氏警護のシークレットサービスが借りる豪華物件とは

バイデン米大統領の息子ハンター氏を警護するため、シークレット・サービスが、約1年前から月3万ドル(約370万円)の物件を借りているという。ABCニュースが情報筋の話として伝えた。

ハンター氏はカリフォルニアのビーチタウン、マリブにある家賃月2万ドル程とみられるラグジュアリーなマンションで、妻メリッサ氏とともに暮らしている。

シークレット・サービスはこのすぐ隣にある物件を借り、一家の警護に当たっている。

元シークレット・サービスのダン・ミハルケ氏は同局に、警護対象の居住場所がどこであろうと、シークレットサービスはその近くに市場価格で物件を見つけなければならないと説明。「運悪く、住宅市場は著しく価格が高騰している」と加えた。

なお連邦法では、シークレット・サービスは大統領と副大統領、次期大統領および副大統領、その近親者を警護することが法律で定められている。

魅惑の地中海リゾートスタイルホーム

物件の写真を入手したデイリー・メールは、豪華な内装を詳しく報じている。

建物は「スペインスタイルの高級ヴィラ」で、寝室6部屋とプール、ジム、スパ、ジャグジー、備え付けバーベキューグリル、テイスティング・ルームを備え、城の塔のような部分もある。

1958年に建てられたもので、当初1970年代に人気を博した女優リンダ・ラヴィンが所有していた。不動産情報サイト「Zillow」によると、推定価値は6,000万ドル(74億円)を超えるという。

「絵画のように美しい庭」「巨大な暖炉を囲むようなアーチ状のリビングルーム」「手彫りのドア」「職人によるタイル」「ステンドグラスが嵌め込まれたアンティークなバー」があり、不動産業者は「オーシャンビュー付きの魅惑の地中海リゾートスタイルホーム」と紹介しているという。

連邦捜査がヒートアップ

ハンター氏については、中国やウクライナの企業とのビジネス上の取引などに関し、司法省が捜査を加速していると報じられている。

デラウエア州の連邦検事は、父親が副大統領だった頃にハンター氏が行っていた活動に関する捜査を2018年から開始しており、CNNは情報筋の話を元に、捜査官らがハンター氏とその関係者が資金洗浄や税金、ロビー活動に関する法律に違反しなかったか調査していると伝えている。

捜査当局は、ハンター氏とつながりのあるロビイストやビジネスパートナー、ハンター氏の金融取引を知る人物から情報を集めており、これらの活動はハンター氏との間に子供をもうけた女性にまで及んでいるという。

ただし、ハンター氏は起訴されておらず、不正行為を否定している。またバイデン大統領は、息子に対する一連の捜査に関連して調査を受けていない。

CNNのリーガルアナリストは先日、司法省がハンター氏に対して「非常にリアルで、深刻な連邦犯罪の可能性をめぐる相当な捜査」を進めていると指摘。「連邦政府による告発に帰結しうる現実的な可能性がある」と警告した。

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