ヒラリー・クリントン元国務長官(74)といえば、パンツスーツスタイルで有名だが、着用するようになったのは、外国訪問時のスカート姿の「挑発的」な写真が、下着の販売に利用されたことがきっかけだったという。本人が、CBSニュースのキャスター、ノラ・オドネル氏とのインタビューで明かした。

クリントン氏は、ファーストレディ時代にブラジルを訪問した際、「ソファーに座ると、報道陣がやってきて、大勢が撮影した」と当時を振り返りつつ、続けて「ホワイトハウスに、座っている私が写った掲示広告について警告が入った」と説明。「挑発的な類」の写真が使用されていたと語った。

デイリーメールによると、写真は下着ブランド、ドゥローレン社の宣伝に利用され、現地の雑誌などに掲載された。タイトスカートのクリントン氏(当時49歳)が、ソファーに座る姿を撮影したものだが、下着が一緒に写り込んでいた。雑誌ではこの写真が1ページに使われ、続くページにドゥローレン社のメッセージを掲載。「米国大統領閣下は、ドゥローレンが何をできるか想像できないだろう」「最も重要な女性に対するドゥローレンからのオマージュです」などと記されていた。

クリントン氏はさらに、ステージや階段を上るときにも、カメラマンが下にいる状況を経験するようになり、「それに対処することができなかった」と、パンツスーツに切り替えた理由を語った。

インタビューは、Apple TV+の新ドキュメンタリーシリーズ「Gutsy(勇気のある、根性のあるの意)」のプロモーションの一環で、娘のチェルシー氏も同席した。作品は、親子が「世界一大胆で勇敢な女性たち」と出会い、経験を共有する内容で、キム・カーダシアンやミーガン・ジー・スタリオン、エイミー・シューマーなど著名人らがゲスト出演する。配信は9月9日から。

チェルシー氏は番組の目標について、視聴者が、出演女性たちの話の中に「自分の人生の一部や苦労、機会」を見出し、「私もGutsyになれるかもと少し思ってもらうこと」と語った。

ちなみにクリントン氏は、2016年大統領選でドナルド・トランプ氏に敗退した後に出版した自著「What Happend」でも、パンツスーツに触れている。

この中では「2000年に上院選挙、2008年に大統領選挙に出馬した際、基本的に、シンプルなパンツスーツをユニフォームにしており、ブラックや、下がカラフルなものもあった」と振り返り、「プロフェッショナルで、準備が整っていると感じる」と理由を説明した。また「ユニフォームは気を散らさないテクニックでもあった」と、報道が、服装などの余計な話題に飛ぶのを避け、話の内容に集中させる意図があったと明かしたほか、「ステージ上で座っている時や、階段を上る間、スカートを撮影されるのを回避するのにも役立った」と語っている。