被害女性20人以上 薬を飲ませて性的虐待繰り返した元CIA職員が有罪認める

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米司法省は7日、赴任先の国などで複数の女性に薬を飲ませ性的虐待したとして起訴された元CIA職員が、有罪を認めたと発表した。

司法取引に応じて有罪を認めたのは、カリフォルニア州サンディエゴ在住のブライアン・ジェフリー・レイモンド被告(47)。2006年から2020年の14年間にわたって、赴任先の国などで犯行を繰り返した。

ニューヨークタイムズが裁判資料を元に伝えたところによると、レイモンド被告が逮捕されたのはメキシコシティの大使館に勤めていた2020年5月。政府が借り上げた滞在先のアパートのバルコニーで裸の女性が助けを求めて叫び、隣人が通報したことがきっかけだった。

女性は警察に、レイモンド被告から差し出されたワインを飲んだ後に気を失ったと説明した。性行為をした記憶はなかったが、膣や肛門への挿入を示す傷が確認されたという。

司法省によると、被告は、28人の被害者の半裸または裸にした写真やビデオを撮影していた。それらには意識を失った被害者の体に触れ、操ろうとする様子などが写っていた。捜査の手が及んでいることを知り、これらを削除しようとしたという。

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AP通信は、被告が撮影したビデオや写真は500点近くあると報じている。

レイモンド被告は、被害者とBumbleやTinderといった出会い系アプリを通じて知り合っていた。スペイン語と中国語に堪能で、自分を「政府が特別な信頼を置く大使館の高級職員」などと名乗っていた。

捜査では、パソコンで「気絶した」「アンビエン(睡眠薬)」「アンビエンとアルコールと気絶」といったワードを検索していたほか、YouTubeの再生履歴に複数の「気絶した」女性の動画があることが判明した。オンライン薬局宛のメールで「こんにちは。不眠症に効く抱水クロラールはあるか?」と問い合わせしていたこともあった。

司法省の発表によると、司法取引により、レイモンド被告は禁錮24年~30年と生涯監視付き釈放、被害者への賠償金の支払いを命じられる可能性があるとしている。今月18日と19日にワシントンD.C.の連邦地裁で開かれる審問で刑が確定する。