人気スーパーで起きた悲劇、クッキー食べたダンサーが死亡

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「スーパー界のディズニーランド」と称される人気食料品店「スチュー・レナーズ」(Stew Leonard’s)でクッキーを食べた女性が、死亡していたことが分かった。

亡くなったのは、英マンチェスター出身のプロダンサー、オルガ・バクセンデールさん(25)。ダンスの名門エイリー・スクールの奨学生として6年前、ニューヨークに移り住んだ。

代理人を務める法律事務所の発表によると、ピーナッツに対する重度のアレルギーがあったバクセンデールさんは1月11日、スチュー・レナーズで販売されていた「バニラ・フロランタイン・クッキー」を食べた後、アナフィラキシー・ショックを発症した。

予備的調査の結果として、「クッキーの材料に関する適切な情報をパッケージに記載しなかった、製造者および/または販売者の重過失および無謀行為」によるものだと主張。「情報開示を怠ったことで、衝撃的な、しかし回避可能な結果を生じさせた」と非難した。

バニラ・フロランタイン・クッキーは、ホリデーシーズンの限定商品で、昨年11月6日から12月31日まで、コネチカット州のダンベリー店とニューイントン店で販売された。

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クッキーは、クッキーズ・ユナイテッド社が製造したものだったが、事故に至った経緯を巡り、販売元のスチュー・レナーズと非難の応酬を展開している。

スチュー・レナード・ジュニアCEOは14日、「われわれは大変なショックを受けている。ご家族に心よりお悔やみ申し上げます」と述べるとともに、卸売業者からクッキーの材料が変更されたことを「知らされていなかった」と主張した

一方、クッキーズ・ユナイテッドは、販売元に告知済みだったと主張しており、両者の言い分は真っ向から対立している。

同社の法務顧問は23日、昨年7月「製品にはピーナッツが含まれており、それに応じたラベルを添付して商品を出荷したことをレナーズの社員に告知した」と説明し、11人の社員宛に送付したメールを添付した。

クッキーは、レナーズで再度パッケージ化されており、「同社が誤ったラベルを作り、それを製品に添付した」と反論した。現在、ニューヨーク州農務局の調査に協力しているとしている。

コネチカット州の保健当局は、問題となったクッキーについて、ピーナッツだけでなく、卵も記載されていなかったと発表している。