デートアプリBumble ニューヨークにカフェ&バーをオープンへ

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デートアプリのバンブル(Bumble)は、今秋ニューヨークにカフェ&ワインバー「バンブル・ブリュー」(Bumble Brew)をオープンすることが分かった。ブルームバーグが報じた。

バンブル・ブリューは、ソーホー地区のマルベリーストリートにある70席ほどのスペースで、アプリのユーザーがリアル世界で会うための場所として開設する。

2年前にもソーホーやロサンゼルスのメルローズ・プレースなどでポップアップ店を展開したが、今回オープンする店舗は、同社初の常設店となる。
ソーホーを選んだ理由として、バンブルはニューヨークはアプリのユーザーが最も多く、最も活発なマーケットで、ニューヨークの40%以上の利用者がマンハッタン在住だと述べた。

バンブル・ブリューは、チャーリー・バード(Charlie Bird)や パスクアーレ・ジョーンズ(Pasquale Jones)などを手がけるデリシャス・ホスピタリティー(Delicious Hospitality)とパートナーシップを組んだ。コーヒーは、レガシー・レコーズ(Legacy Records)のものを使用する。

昼はコーヒーショップとして、夜はワインなどのアルコール飲料や、12ドルから15ドルの手ごろな価格帯の”デート・フレンドリー”なメニューが提供される予定。
またBBFパーティや、ネットワーキングイベントなどバンブル会員向けプログラムも検討されている。「バンブル・ブリュー」のコンセプトカフェは今後拡大していく計画だという。

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激戦のデートアプリ市場

4月にフェイスブックがデートサービス「シークレット・クラッシュ」(Secret Crush)を発表するなど、デートアプリ市場は激戦となっている。

2014年にホイットニー・ウルフ・ハード(Whitney Wolfe Herd)氏がオースティンで創業したバンブルのユーザー数は、現在150カ国、6,000万人にのぼる。

バンブルは、新たな友人を見つけるためのBumble BFFや、ネットワーキングのためのBumble Bizzなどマッチング分野を拡大させている。
CNNによると、2018年に開始したバンブル・ファンド(Bumble Fund)では、有色人種の女性のスタートアップ企業に対し、平均25,000ドル(約270万円)の投資を行っている。
昨年6月には、インドでの事業を開始し、既に300万人近い女性が登録した。
さらに今年4月、ハーネストマガジン(Hearst Magazines)とパートナーシップを組み、プリント版の雑誌を創刊すると発表した。