不適切行為で撮影中断のビル・マーレイが弁明「面白いと思った」

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ビルマーレイ
Andrea Raffin/Shutterstock

「不適切な行為」があったとして、出演映画の撮影が中断したと報じられた俳優ビル・マーレイ(71)氏が、テレビ番組で初めて騒動に言及。「面白いと思ってやったが、そのように受け止められなかった」と弁明した。

マーレイ氏が撮影に参加していたのは、コメディアンのアジズ・アンサリ(Aziz Ansari)が初めてメガホンを取った作品「Being Mortal」。3月末から撮影がスタートしたが、ディズニー傘下の制作会社サーチライト・ピクチャーズは先月20日、スタッフやクルーに宛てた書面で、「先週後半に、告発があったことを認識し、すぐに調査を行った」とし「状況を鑑みて、現時点で制作の続行は、不可能だと判断した」と、撮影中断を宣告した。

告発の内容や関与した人物など、詳細は触れられていなかったが、情報筋は、ニューヨークタイムズに対し、マーレイ氏の「不適切な行動」によるものだと明かしていた。

マーレイ氏はCNBCの番組で、訴えに対し「異なる見解を持っている」と説明。騒動後、そのことについて考え続けていると述べた上で、「私が幼少の頃とは、世界は異なっている。子どもの頃に面白いと思っていたことは、現在では必ずしもそうではない」と、世代間ギャップによる受け止め方の違いによって生じた問題と強調した。

続けて「われわれはプロで、お互いの仕事を気に入り、好感を持ち合っていると思う。しかし、うまく付き合い、信用し合うことができないなら、これ以上仕事をし、映画を制作することはできない。私にとっても勉強になった」と話した。

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相手の女性とは「和解しつつある」として、撮影再開に楽観的な見方を示した。再び仕事に戻ることが「自身を最も幸せにしてくれる」と語った。

ボディタッチが原因?

情報筋はPage Sixに、撮影中断前、マーレイ氏にボディタッチがあったと言われたと明かした。マーレイ氏は「パーソナルエリア」に触れたわけではないが、女性の肩に腕を回して、髪の毛を触ったり、ポニーテールを引っ張ったりしたという。「いつもコミカルなやり方」で、「違法な行為」ではないとしつつ、「一部の女性は不快に思い、一線を越えたと感じた」と話した。

もう一人の情報筋は、マーレイ氏は「女好きで、ちょっかいを出すのが好きだ」と意味深な発言をしている。

過去にも不適切行為

マーレイ氏は1977年、深夜コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」のメンバーに加わり、人気を博した。その後も映画「ゴーストバスターズ」や「恋はデジャ・ブ」、「ロスト・イン・トランスレーション」などのヒット作品に出演。ウェス・アンダーソン監督作品の常連でもある。

過去にも撮影現場での、不適切な振る舞いが報じられており、映画「チェーリーズエンジェル」の共演者ルーシー・リュー氏は昨年7月、2000年の撮影中、「容認できない」暴言があったと告白した。また俳優のリチャード・ドレイファス氏は、1991年公開の映画「What About Bob」の撮影中、灰皿を投げつけられたと語っている

Mashup Reporter 編集部
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