民主候補 バイデン前副大統領が 事前調査でリードを拡大

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民主党予備選または党員集会で投票する意思のある有権者を対象に、モーニングコンサルトが4月22から28日に行なった調査によると、バイデン前副大統領が3分の1以上の支持を獲得し、前週の調査からさらにリードを広げたことがわかった。

25日に出馬を表明をしたバイデン氏の支持は36%で、前回から6%増加。2位のバーニー・サンダース上院議員(22%)との差が14%となった。3位はエリザベス・ウォーレン議員(9%)、4位以下はインディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジェッジ市長(8%)、カマラ・ハリス上院議員(7%)、ベト・オルーク元下院議員(5%)、コーリー・ブッカー上院議員(3%)、エイミー・クロブシャー上院議員(2%)、起業家のアンドリュー・ヤン氏(2%)と続く。その他の候補者の支持は1%以下となった。

人種ではバイデン氏が、白人の有権者の34%、黒人有権者の44%と、最大の支持を獲得。ヒスパニックの有権者の支持はやや少なく、サンダース議員との差は3%となったが、30%-27%でトップとなっている。

年齢別では、サンダース議員に期待を寄せる若者が多く、30歳以下の有権者では36%がサンダース支持を表明。バイデン氏の27%を上回った。一方、65歳以上のほぼ半分(48%)がバイデン氏を支持。サンダース議員は10%と、高齢者からの支持を獲得するのに苦労している。

男女別では、バイデン氏とサンダース議員の差は、男性で33%-24%、女性では38%-20%となった。バイデン氏から不適切な行為を受けたとする複数女性による告発や、1991年のクラレンス・トーマス最高裁判事の承認を巡る、元部下のアニタ・ヒル氏の司法委員会公聴会に対する批判にも関わらず、女性からの支持が安定して大きいことがわかった。

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調査は4月22日から28日に、民主党予備選または党員集会に投票する意思のある有権者を対象に実施。結果は15,475名の回答を元にしたもので、サンプリング誤差は+/- 1%。