グラフィティアーティストBanksyの最新アートがNYに登場

ストリートにゲリラ的に社会風刺アートを描くことで知られる、英国のグラフィティ・アーティスト、バンクシー(Banksy)によるアートが、次々とニューヨークのストリートに登場し、大きな話題となっている。

Banksy
設置後に早くも落書きの被害に合い、消去作業が行われている©mashupNY

ヒューストン(Houston)ストリートとバワリー(Bowery)の交差地点に設置された大型の壁画(写真上)
20m以上に及ぶ壁画は、トルコ人ジャーナリストでありアーティストのゼラ・ドーガン(Zehra Dogan)氏の収監への抗議を表す。

ドーガン氏が、刑務所で過ごしてきた日数が、檻で書かれており、彼女が左手で握る檻は、ペンとなっている。左下には、拘束からの解放を訴えるメッセージ「Free Zehra Dogan」が記載されている。

Banksy
©mashupNY

ドーガン氏は、イラクやシリア戦争、ISISより開放されたヤジディ(Yazidi)の女性たちに関する報道を行ってきた。クルド人の街ヌサイビン(Nusaybin)が破壊され、その瓦礫の上にトルコ国旗がはためく絵を描いたことで、トルコ政府に2年前に拘束された。
CNNによると、クルディスタン労働者党(PKK)とトルコ政府による戦闘地で侵入禁止のヌサイビンを描くのは「テロ組織のプロパガンダ」行為に相当するとして、政府は昨年7月、2年9ヶ月22日の懲役刑を科した。
2016年7月に拘束された際、国際ジャーナリスト連盟は、ドーガン氏を開放するようトルコ政府に要請している。

下はローガン氏が描いた作品

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# Nusaybin

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なお、ニューヨークタイムズ紙によると、Banksyの壁画は、グラフィティ・アーティストBorfとの共作によって描かれた。Borfも自身の作品によって、投獄された経験があるという。

匿名で活動するBanksyは、壁画を設置したのち、自らのインスタグラムで同作品を投稿した。

同時多発的に作品を発表

先の壁画以外にも、14ストリートや、ブルックリン、ハーレムなどにも作品が設置されている。

Banksy
マンハッタンの14ストリートと6アベニューのコーナー。©mashupNY


閉店した銀行の正面の時計に、ネズミのグラフィックが描かれた。この作品は、20日午後、建物の所有者の命令により、時計ごと撤去された。

ブルックリンのミッドウッド(Midwood)にあるConey Island Avenue(コニーアイランドアベニュー)

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Coney Island Avenue

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ハーレム

バンクシー氏のアートは、2013年にも31作品がニューヨークのストリートをハイジャックし話題となった