アジア人男性 線路に突き落とされる

74

ニューヨーク市クイーンズの地下鉄で、24日朝、アジア人男性が線路に突き落とされる事件があった。PIX11が報じた。

ニューヨーク市警察によると、事件は午前7時43分、21st クイーンズブリッジ駅のマンハッタン方面のプラットフォームで起きた。被害者の男性(35)は電車が到着する前に自力でプラットフォームに戻った。頭部を切り、病院に搬送されたという。容態は安定している。

犯人は逃走中で、警察は、20代から30代の男で、全身黒ずくめの服装だと発表している。

現在、ヘイトクライムタスクフォースが捜査にあたっている。

地下鉄では、週末にも複数の暴行事件が発生した。

Advertisement

23日、チャーチストリート駅に停車した南方面の2番線の車内で、23歳の男性が、顔をハンマーで殴られた。犯人の容姿は発表されていない。

同日朝、ハーレムの135ストリート駅で、男が乗客を無差別に押しているとの通報があった。警察官が現場に到着すると、ベンチに座っていた男が立ち上がり、54歳の男性を線路に突き落とした。警察は、事件に関連してデリック・トムズ容疑者(41)を逮捕した。トムズ容疑者は、拘束される際、警察官に暴行をはたらいたという。

ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は先週、約3,000人の地下鉄の警察官に、250人を加えると発表した。市長によると、過去20年で最大規模の警戒態勢になるという。