「乗務員が天井に激突」旅客機が乱気流に巻き込まれ7人負傷、ルフトハンザ航空

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テキサス州オースティン発ドイツのフランクフルト行きの旅客機が、1日、激しい乱気流に巻き込まれ、ワシントンD.C.郊外にあるワシントンダレス国際空港に緊急着陸した。7人が怪我をし、病院で手当を受けた。

NBC Washingtonが乗客の話を元に伝えたところによると、ルフトハンザ航空469便は、離陸後少し揺れていたが、順調に飛行していた。しかし90分が経過し、飲食サービスが始まった頃、恐ろしい揺れに襲われた。

ある乗客は、飲み物を提供していた客室乗務員が天井にぶつかり、水平に落下する様子を目撃した。同局の取材に「彼は立ってドリンクを出していて、構えるすべがなかった」と述べつつ、「文字通り、完全に、天井にぶつかって落下して、完璧に水平になっていた」と振り返った。「右側を見たら、彼がちょうどそこにいるのが見えた。正直怖かったし、映画の場面のようだった」と恐ろしい状況を説明した。

別の乗客は、機体は約20秒の間に2度落下したと話したという。

SNSに投稿された機内の動画は、通路全体に食事やトレー、枕、雑誌が散乱した様子が撮影されており、揺れの激しさを物語っている。

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昨年12月には、アリゾナ州フェニックスからハワイ州ホノルルに向かう旅客機が乱気流に巻き込まれ、25人が重軽傷を負った。

この問題を調査した連邦当局によると、パイロットは、機体前方に突然、柱のように雲が垂直に立ち上がり、逸れることができなかったと話したという。