ビーチで砂堀りをしていた少年、生き埋めになり死亡

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17日、ニュージャージー州のビーチで穴掘りをしていた兄妹が、生き埋めになり、1人が死亡する事故があった。

亡くなったのは、メイン州在住のリーバイ・カルバリーさん(18)。家族旅行で、トムズ・リバー・ビーチを訪れていた。

ABCニューヨークによると、リーバイさんは17歳の妹とともに、フリスビーを使って穴を掘り進めた。深さは、3メートルに達したという。ある時点で、砂が崩れ落ち、2人とも砂の中に生き埋めとなった。

救出作業は、緊急隊員によるバケツリレーで行われた。重機も投入されたが、振動でさらに穴を埋める結果になり、手動での救出作業が続けられた。ある緊急隊員は、ニューヨークポスト紙に対し、「満ち潮との競争だった」と語っている

胸まで埋まっていた妹は、救助された。しかし、さらに下に埋もれていたリーバイさんは、2時間半後に救出されたが、死亡が確認された。圧死だったという。

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父親のトッドさんによると、リーバイさんはコンピューター・プログラムが好きな「テック・マニア」だったという。教会では、バンドに所属し、ドラムを演奏していた。

ユタ州のコーラルピンク砂丘州立公園でも先日、砂のトンネルを掘っていた13歳の少年が、生き埋めとなり、死亡する事故が起きている。

トムズ・リバー市のモーリス・B・ヒル市長は声明で、遺族に追悼の言葉を述べるとともに、ビーチを訪れる人に、決して膝よりも深く掘らないよう求めた。