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人気ユーチューバーが逮捕、TV番組の違法配信サービスで30億円荒稼ぎ

連邦捜査局(FBI)は22日、ケーブルテレビのコンテンツを違法に配信して大金を稼いでいたニュージャージー州在住の男のほか2人を、逮捕、起訴したことを明らかにした

拘束されたのは、「OMI IN A HELLCAT」の名で知られるビル・オマール・カラスキロ被告(35)とその仲間。SNSで派手な宝石を身につけ、ランボルギーニやロールスロイスなどの高級車のコレクションを見せびらかすなど、贅沢な暮らしぶりを誇示していた。現在、ユーチューブは79万人、インスタグラムは100万人を超えるフォロワーがいる。

逮捕の様子を、自宅にいた女性がインスタライブで配信しており、この一部はユーチューブにも出回っている。

フィラデルフィア・インクワイアによると、カラスキロ被告らは、2016年3月から2019年11月の間、「Gears TV」や「Reboot」といった名前で複数のストリーミングサービスを運営。加入者は月額15ドルで、何百タイトルものオンデマンド映画やテレビ番組にアクセスでき、さらにケーブルチャンネルやペイパービューのイベントを視聴できたという。

これらは、コムキャストやベライゾン、ディレクTVといったケーブルTVサービスの著作権が保護されたコンテンツだったが、被告らはセットトップボックスの受信した信号を盗み、中国から輸入したエンコーダーで復号化して自分たちが管理するサーバーを通じて配信していたという。この方法で視聴者から3,000万ドル(約33億円)を稼ぎ出し、これらを豪邸や車の購入に充てていた。

発表によると、カラスキロ被告は著作権侵害や通信詐欺、脱税を含む62件の罪で起訴されており、有罪となった場合、最大で禁錮514年の刑を言い渡される可能性があるという。

カラスキロ被告は、2019年11月にFBIの家宅捜索を受け、車やカメラ、テレビなどを押収された。この時、ユーチューブ動画では「チャンネルを盗んだことなどない」「システムの穴を見つけたから、これを利用した」と話し、「俺がやったことは違法ではない」と主張していた。

現在、5万ドルの保釈金を支払い、自宅に戻っている。地元のテレビの取材に「間違ったことをしたと思っていない。開けっぴろげにビジネスを営んでいた」と主張。ようやく法廷で争うことができ「100%安心した」などと語った。

カラスキロ被告の弁護士、ドンテ・ミルズ氏も、ワシントンポストの取材に、ビジネスに違法性は一切ないと主張。「被告人は全く新しい、法整備の届いていない事業に取り組み成功しただけだ。先駆者と呼ばれるのが普通だが、彼は犯罪者扱いされた」と述べた。ミルズ氏は、無実を裁判で証明するとしている。

一方、捜査当局者は声明で「罰せられずに、著作権で保護された他人のコンテンツを使ってマネタイズすることなどできない」と指摘。「これは著作権保護の要だ。窃盗は窃盗で、他人の知的財産を意図的に盗めば、FBIがいつでも介入して、辞めさせる」と述べた。

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