ニューヨーク近代美術館で刺傷事件 従業員2人が負傷

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ニューヨーク近代美術館(MoMA)で12日、従業員2人が刺される事件があった。

警察が現在、容疑者の行方を追っている。NBCニューヨークによると、捜査官は、容疑者は60歳の男で、元会員だったが、トラブルを繰り返して起こしたことから、前日に会員資格を剥奪されていたと説明している。美術館の常連で、従業員らの一部では、よく知られた存在だったという。

午後4時15分頃、入館を拒否されると腹をたて、受付を飛び越えて、美術館の女性従業員2人を繰り返し刺した。

ニューヨークタイムズによると、被害者は、首、背中、鎖骨のあたりを負傷し、病院に搬送された。命に別状はない。

ニューヨークのエリック・アダムス市長の報道官は、市長は事件の報告を受けたとし、他の事件とは関連性がないとの見解を示している。

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▼事件後、美術館から避難する来館者の様子

ニューヨーク市警察は13日、ゲーリー・カバナ(Gary Cabana)容疑者(60)の顔写真を公開した。

NYPD

監視カメラの映像では、カバナ容疑者が机に飛び乗り、内側にいた従業員を刃物で執拗に刺す様子が撮影されている。