ヒップホップ界のレジェンド、2Pacが死の数日前に着用していた指輪が、ニューヨークのオークションで100万ドルを上回る値段で落札された。
指輪は王冠を象ったゴールドにダイヤモンドとルビーをあしらったデザインで、「Pac & Dada, 1996」と婚約相手だったキダーダ・ジョーンズの名が刻まれている。落札価格は、推定額20万ドル～30万ドルを大幅に上回る101.6万ドル（1.43億円）だった。
サザビーの説明によると、指輪は2Pacのゴッドマザーでマネーマネージャーだったヤスミン・フラ氏の個人コレクションから出品された。当時25歳だった2Pacが世界の「征服」に向けて「新たな段階への到達を記念」するために自らがデザインと仕様を考案したものだという。2Pacは、ラスベガスで銃撃される数日前に開催されたMTV Video Music Awardsで指輪を着用していた。
25年越しの捜査
死亡から25年以上が経つなか、ラスベガスの捜査当局が今月、2pacの殺害事件に関連してネバダ州ヘンダーソン近くで家宅捜索を行なった。
ネバダ州では殺人事件の訴追に時効がないという。
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NBCニュースによると、家宅捜索が行われたのは、ギャングメンバーでKeefe Dの名で知られるデュアン・キース・デイビス氏(60)の家だった。押収品リストにはUSBドライブやiPhone、iPad複数台、ラップトップ複数台などが記載されている。
デイビス氏は、2018年のNetflixのドキュメンタリー番組のインタビューで、銃弾が発射された車両に実行犯と一緒に乗っていたと述べるなど、事件への関与を明かしていた。