刑務所行き「構わない」トランプ氏 有罪評決後初のTVインタビュー

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ポルノ女優に支払った不倫の「口止め料」を違法に処理した問題で有罪評決を受けたトランプ氏。評決後初めて出演したテレビインタビューで、現在の心境を語った。

トランプ氏は、口止め料を隠蔽するために業務記録を改ざんしたとして34の罪で起訴され、すべてにおいて有罪とされた。量刑の言い渡しは7月11日を予定している。ニューヨークタイムズによると、最高で4年の禁錮刑を受ける可能性がある。ただし犯罪の内容と過去に犯罪歴がないことが考慮され、執行猶予が付される可能性もある。

FOXニュースのインタビューに出演したトランプ氏は、自宅軟禁や刑務所行きを命じられる可能について尋ねられると「私は構わない」と回答。弁護士がテレビのインタビューで、大統領に収監を命じるべきではないと語っていたと述べつつ、「私は何も頼むなと言った。どうしようもないんだ」と語った。量刑の言い渡しが共和党全国大会が開かれる4日前の7月11日に設定されたことは「ゲームの一部」と述べるなど、民主党の思惑との考えを滲ませた。

自宅軟禁などの量刑について、「国民にとっては受け入れ難い。ある時点で限界に達するだろう」と支持者からの反発を示唆した。

「彼らがクリントン財団を調査したことはなかったですが」と聞かれると、「徹底的にやることはなかった。興味深いが、それは起こり得なかった」と述べ、「国民がそのことに我慢できるかは不明だが」と加えた。

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2016年選挙期間中の情報機関の活動を捜査したジョン・ダーラム特別検察官は昨年5月に公表した報告書で、外国政府や個人がクリントン夫妻の財団やヒラリー氏の選挙キャンペーンへの寄付を通じて夫妻に影響を与えようとした疑惑に関し、FBIは少なくとも4つの捜査を実施したが、2016年の選挙を前に突然打ち切ったと報告している。

家族について尋ねられると「多くの意味で、私よりもつらい思いをしている」と語り、「私には素晴らしい妻がいて、これらのことを聞き続けなければならない」とメラニア夫人に言及した。「かん口令のために自己弁護すら許されていない」と不満をこぼした。

一方、自分については「私は本当に人生を謳歌しているんだ」と語った。「弾劾裁判、起訴、さらに有罪評決を受けてどうやって持ち堪えているのですか」といった質問をよく受けると明かした上で、「うまく答えたことがないんだが、その理由は、私はこの国がいかに素晴らしくなれるのかを理解していて、私がしていることは非常に大切なことで、楽しんでやっているからだ」と答えた。