刺し傷60箇所 路上に捨てられたバッグから女性の遺体

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ニューヨークのクイーンズの路上で、ダッフルバッグに入った女性の遺体が発見。遺体にはおよそ60箇所の刺し傷があったという。

ニューヨークポスト紙によると、16日午前8時頃、フォレストヒルズのメトロポリタンアベニューの路上に置かれたバッグの中から、オルソリヤ・ガール(Orsolya Gaal)さん(51)の遺体が見つかった。捜査関係者は同紙に、胴体や左腕などに、鋭利な刃物によるものと見られる刺し傷が60箇所近くあったと明かしている。傷は頸動脈と気管にもあり、指や手のひらにナイフによるものとみられる傷も見つかった。付近の監視カメラには、午前4:30分頃、何者かがダッフルバッグを引きずる姿が映っていた

血痕をたどると、約半マイル離れた場所にある ガールさんの自宅に行き着くことが判明。遺体発見からまもなく、13歳の息子が手錠をかけられて、連れ出されるのが近所の住民に目撃された。ただし、警察はポスト紙に、少年は16日の夜に解放されたと明らかにしている。

これまでのところ逮捕者はおらず、容疑者も特定されていない。閑静な住宅街で起きた事件に、近隣住民の間では不安が広がっている。

夫のハワード・クレインさんは、妻が殺害された日、もう一人の17歳の息子とポートランドに出かけ、大学探しをしていた。

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PIX11は、ガールさんは金曜日の晩、13歳の息子にショーを観に行くと告げて出かけたが、代わりに男性と会っていたようだと伝えている。捜査関係者は、ガールさんは地下室で犯人に殺害されたとみている。また、犯人から夫の携帯電話に「次はおまえの家族全員だ」と、殺害を予告するメッセージが送信されていたことを明らかにしている。