生活の質に「不満」感じるニューヨーカー増加

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ニューヨーク州や市に関するシンクタンク「市民予算委員会」(Citizens Budget Commission、CBC)の世論調査によると、生活の質(QOL)が「素晴らしい/良い」と感じているニューヨーカーは全体の約30%で、5年前の50%から大幅に減少した。

調査は2023年9月から12月まで行われ、6,000人以上から回答を得た。誤差率は+/-1パーセント。

行政区別では、マンハッタンの住民の40%がQOLが良いと答えたが、ブロンクスの住民は21%で最も満足度が低かった。人種別では、最も満足度が高いのは白人で、38%が素晴らしい/良いと回答した。最も低いのはヒスパニックで、素晴らしい/良いと答えたのは21%だった。

年収別では、年間所得20万ドル以上の人々の満足度は最も高く、3万5000ドルから5万ドルの所得層の満足度が最も低かった。市民予算委員会は、市は支出を削減し、中間所得世帯に対する減税を検討すべきだと主張している。

治安に関して、素晴らしい/良いと回答したのは37%で、5年前より13ポイント下降した。ブロンクスは25.6%で平均を唯一下回っている。

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ニューヨークポスト紙によると、2028年まで引き続きニューヨークに居住する計画はあるかという質問に「はい」と答えたのは50%だった。5年前に比べると、市または州外への転居を検討する住民の数は8ポイント増加している。